友だちから恋人関係に発展するには?恋愛英語フレーズを大人気ドラマ『Friends』から紹介!

1990年代のNY・マンハッタンを舞台に、男女6人の友情や恋愛を描いた大人気シットコム『Friends』。「友だちっていいな」「恋愛っていいな」と、観るたびに心温まる作品です。今回は、そんなFriendsにみる恋愛観と英語フレーズを深掘りしていきます。

『Friends』の概要

今回は、1990年代のNY・マンハッタンを舞台に、男女6人の友情や恋愛を描いた大人気シットコム『Friends』にみる恋愛観と英語フレーズを深掘りしていきたいと思います *1

『Friends』は、マンハッタンに住む20代の男女6人のライフスタイルを描いたシットコムです。 1994年から2004年にかけて放送されていた作品で、2021年には同窓会スペシャル番組も放送されました。 放送終了から15年以上が経つ今でも、「誰が好き?」「恋人にするならロス?チャンドラー?それともジョーイ?」と世界中で愛され続けている作品です。 こちらは、Episode1のとても有名なワンシーン。

Friends: Rachel Runs Out on her Wedding to Barry

ジェニファー・アニストン演じるレイチェルが、「結婚相手がMr.ポテトヘッドに見えてきて・・・」と結婚式から逃げ出してきたところから10年間の物語がスタートします。

『Friends』に登場する恋愛を取り上げた理由

今回、『Friends』に登場する恋愛を取り上げたのは、Friendsで描かれている恋愛は「海外の20代?30代の恋愛事情をリアルに描いている」という理由からです。 おしゃれなセレブ達の生活・・・ではなく、20代?30代の等身大の男女のライフスタイルを描いているからこそ、男女の関係性がとてもリアルです。 たとえば、30歳の誕生日を迎えたレイチェルが、24歳の彼氏との年の差にパニクって別れを選んだり、女性との交際が不得意なチャンドラーがもともと友だちだったモニカと一緒になったり・・・。

6人それぞれ個性があふれているので、違った恋愛観をみられるのもとても楽しいです。 また、日本人が観て共感できる恋愛シーンもあれば、「日本人と比べてオープンだな」「愛情表現がすてき」などと文化の違いを感じるシーンもあるので、そういった面でも楽しめます。

『Friends』のとっておき恋愛シーンと感想

10年間にわたって放送された『Friends』には、いくつもの忘れられない恋愛シーンがあります。 中でも今回は、思わぬ きっかけ で友だちから恋人に発展したチャンドラーとモニカの恋愛シーンを2つ一緒にみていきましょう。

初めて「I love you」を伝えた恋愛シーン

チャンドラーがモニカに初めて“I love you.”と伝えたのは、モニカが仲直りしようと、七面鳥を頭に被ってふざけているシーン。 七面鳥を頭に被って踊っているモニカをみて、最初はあきれた表情のチャンドラーですが、最終的に微笑みながら次のように口にします。

“You’re great. I love you.” 「君は最高だ。愛してるよ。」

“I love you.”は、日本人の私たちが想像する以上に良い意味で“重い”言葉。なので、これを聞いたモニカは「今、何て言ったの?」と驚きを隠せません。 モニカの驚き方やチャンドラーの「やばい言っちゃった!」という焦り方を見ると、“I love you.”がどれだけインパクトのある言葉なのかがわかります。

トラブルの末迎えた、感動のプロポーズシーン

次に紹介するのは、ときめきどころか涙が止まらない感動のプロポーズシーンです。 自分からプロポーズしようとして泣き出してしまったモニカに対するチャンドラーのセリフがこちら。

“I thought that it mattered what I said or where I said it, then I realized the only thing that matters is that you make me happier than I ever thought I could be. And if you let me, I will spend the rest of my life trying to make you feel the same way.”

「(プロポーズで)何を言うか、どこで言うかが大切だと思ってた。でも重要なのは、『君は僕を自分が想像した以上に幸せにしてくれる』ってことだけって気がついた。もし君が許してくれるなら、僕は残りの人生を、君に同じように感じてもらえるように過ごしたい。」

“You make me happier than I ever thought I could be.”というフレーズを聞いたとき、涙がボロボロと出てしまいました。 もともと友だちとして近くにいた相手だったからこそ、「自分がこんなに幸せになれるなんて・・・」という気持ちが強かったのかもしれません。 大切な恋人との記念日やプロポーズなど、ここぞというときに参考にしたいフレーズが詰まったすてきな恋愛シーンです。

ただの友だちから恋人に!恋愛に使えるフレーズ

最後に、『Friends』にちなんで、友だち以上になりたい相手に伝えたい恋愛フレーズをご紹介します。

・I want to be more than just friends. 「友だち以上になりたいな。」

・I don’t want to be just friends anymore. 「もう友だちだけの関係なんていや。」

・I have feelings for you. 「あなたのことが気になってるの。(特別な感情があるの。)」

ちなみに「友だち以上の関係になれない関係」のことを、英語で“Freindzone”といいます。

あるエピソードでは、レイチェルにずっと片想いをしているロスに対して、ジョーイは、“You’re mayor of the (friend)zone.(フレンドゾーンの村長だよ。)”なんて口にしていました。 フレンドゾーンから抜け出すためにも、ぜひここで紹介した恋愛フレーズを使ってみてください。

まとめ

放送終了から15年以上が経った今もなお、『Friends』が世界中で愛されているのには理由があります。 恋愛に行き詰まったときや、海外のリアルな恋愛事情を垣間見たいときは、ぜひ『Friends』を視聴してみてくださいね。

*1 :※ネタバレを含みますので、リアルタイムで鑑賞中の方や、これから観る予定の方はご注意ください。


黒須千咲
黒須千咲

フリーランスのwebライター。大学卒業後、オーストラリアでワーキングホリデーを経験。「好きを仕事にしたい」という一心でフリーランスデビューを果たす。現在は日本でギリシャ人の彼と同棲しながら執筆活動中。Instagramはこちら。→ culturetalk.stories

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