実力把握は勉強の第一歩
「久しぶりに英語の勉強をしよう!」「初めてだけど、TOEICを受けてみよう!」
例えばTOEICなら「目指せ600!」「スコア800への最短距離」みたいなかたちで本や講座はいろいろ。勉強する気があるけどどれ選ぼうか?と迷ってしまいます。また、試験じゃなくても、その時々の自分の実力を「見える化」しながら勉強を進める方が、効率は上がるし、やる気も湧いてくるものです。
CEFR準拠の英語力診断「EF SET」。知ってました?
今回は「今の自分の英語力がどんなものか?とりあえず知っときたい!」という方にぴったりのEF SET をご紹介します。
EF SET とは? その特徴は?
EF SETのSETは Standard English Test の頭文字です。世界53ヵ国で語学教育事業を展開する、世界最大級のグローバル教育機関EF社が提供する無料オンライン英語テスト、ということ。
EF SET の特徴その(1) 無料 & 簡単に受けられる
EF SETはネットで気軽に受けられるのがありがたいです(しかも無料)。公式証明書が得られる他のバージョンもあるのですが、まずは15分の簡易版を試してみるのがオススメ。
出題の形式や内容は一般的なもの。空欄補充(リーディング)や内容把握(リスニング)など。次の画面はリーディングの一例です(モザイクは編集部)。
EF SET の特徴その(2)受験者が多い
英語を学ぶ世界中の人が受けており(3,000万人!)、その結果として得られたデータで試験の内容やスケール(診断結果の持つ意味)を設計・改善しているとのこと。
せっかくテストを受けるなら、根拠のある&科学的なものでないと意味ないですから、これは大事なポイントですね。
EF SET の特徴その(3)TOEICの目安にもなる
冒頭に紹介した通り、EF SETはCEFR準拠の英語力テスト。CEFRは、語学のスキルを示す国際標準規格として、ヨーロッパを中心とした世界各国で広く用いられています。
また、EF SET の受験者が各国にいるため、それぞれの国で広く使われているいろいろな英語テストとの相関関係も把握しているようです。
例えばEF SET のWebサイトには、次のようなチャートが。
上のカラーバーがCEFRのレベルで、それに対応したかたちでEF SET のスコアが定められています。で、その下が、各種テストのレベルやスコアとの対応。
例えば、EF SET で51-60なら、TOEIC のリスニングは400-485、リーディングは385-450となります。TOEFL や IELTS もありますね。
EF SET の利用方法は?
申し込み&テスト開始は簡単。登録を行うとすぐに始められます。無料なのでカードは不要。でも、リスニングでは音も出ますからヘッドホンなどの準備は忘れずに。