こんにちは、TOEIC講師の岡本美希です。「Part 5&6のスコアが伸びない……」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。深い文法理解が必要なことに加え、長文に比べて問題数も少ないことから、対策してもスコアが伸びにくいパートだと感じます。
ただ、Part 5&6対策に限って言えば、すべての文法を勉強する必要はありません!対策すべき文法に絞って解説されている問題集『TOEIC L&Rテスト 究極のゼミPart 5&6』を使って、効率的に対策するのがオススメです。
『TOEIC L&Rテスト 究極のゼミPart 5&6』をオススメする3つの理由

【新形式問題対応】TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 5 & 6
- 作者: ヒロ前田
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2017/02/28
- メディア: 単行本
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この問題集にも書いてある、Part 5&6の3つのポイントをご紹介いたします。この記事を読んだだけでもテクニックの一部がわかると思うので、ぜひ活用してくださいね!
(1)出る文法だけ絞って勉強!効率的なPart 5対策
著者のヒロ前田先生は、次のように述べています。
文法ルールは、特にTOEICに出題されるものに関しては、増えたり変わったりするものじゃないから、決まった範囲のルールを学べば大丈夫。
(本書2ページより引用)
この問題集では「TOEICで出る文法」だけを重点的に学ぶことができるのがポイントです。
Part 5対策は頻出文法や語彙に絞って、効率的に勉強しましょう!
(2)選択肢を見るだけで「この問題にかけるべき時間」を把握できるようになる
Part 5&6は、目安として20分ほどで解くのがオススメです。46問を20分で解くためには、まず選択肢を見ただけで問題傾向を把握できるようになっておく必要があります。例えばPart 5の品詞問題は、選択肢を見ただけで「あ、品詞問題だ」と気付いてほしいのです。
上記のように、successに関連する名詞・動詞・形容詞・副詞などが並んでいたら「この問題は品詞問題だ」と判断できます。
また、品詞問題の場合は「1問あたり5秒から15秒で解答するべき」と書かれています。この問題集で対策すれば、選択肢を見ただけで「この問題にどれぐらいの時間をかけてよいのか」「どこを見て解けばよいのか」がわかるようになるのです!
ただし品詞問題に関しては、100パーセント上記のパターンに当てはまるとは限りません。その他の問題タイプも含めて、詳しい対策方法は問題集を読んでチェックしてみてくださいね。
(3)Part 6は全文読むべき!その理由と効率的な読み方がわかる
Part 6に関して、みなさんはどのように問題を解いていますか?空欄の前後だけを読んだり、空欄を含む一文だけ読んだりして解いている人もいるかもしれません。しかし、実はそれだと非効率的なのです……。問題集の著書、ヒロ前田先生の回答を見てみましょう。
そう、Part 6は全文を読む必要があるのです。実際に、1文だけ読めば解ける問題は「約4問しか出ない」とも書かれています。
文脈依存型の問題や文選択問題を効率的に解くためには、「なるべく全部読んで速く解く」ことが重要。そのためのテクニックや、どこからヒントを得て解くべきかなどが、詳しく解説されています。
目標スコア別!『究極のゼミ Part 5&6』の使い方
この問題集を活用してPart 5&6のスコアを伸ばしたい人向けに、目標スコア別の使い方をご提案いたします!
【600点目標】600点以下の人は、まず文法書で復習から入ろう!
初めてTOEICを受験する人や、600点を目指している人は、まず『総合英語Forest 7th Edition』や『INSPIRE総合英語―高校英語の総合力完成 (シグマベスト)』などの総合文法書で文法の基礎力をつけてから、この問題集に挑むのがオススメです。この問題集では文法の基礎に関する説明がないため、例えば「関係代名詞とは何か」がわからない状態だと、理解するのが難しいでしょう。
実際のところ、500点を到達するまではPart 5&6よりもPart 7に力を入れるのがオススメです。文法や語彙は知らないと解けない問題ですが、長文問題は問題自体に解答が書いてあります。まずは基礎文法を見直し、長文読解の力をつけて、その後にこの問題集でPart 5&6の対策に臨みましょう!
【800点目標】600~750点の人は、テクニックを知るために最初から演習しよう!
700~800点を目指すとなると、制限時間内に解き切ることも重要となるため、いかに効率的に解くかが重要になってきます。この問題集の最初から順番に演習して、テクニックを把握しましょう。
演習するなかで、「少し難しすぎる」と感じる項目もあるかもしれません。文法書などで復習しても難しいと感じる場合は、その問題タイプにこだわるよりも「そういうテクニックがある」ことを把握するだけでもOK。まずは自分が正解できそうな部分で点を取ることが大事です!
【900点以上目標】一度模試を解いてから、自分の弱点をつぶしていこう!
900点や満点を目指すレベルの人にとっても、かなり学びの多い問題集だと思います。まずは模試を解いて自分の苦手分野を把握し、そこを重点的に演習していくとよいでしょう。
高得点を目指すなら、Part 5&6でもしっかり得点できるスキルが必須です。この問題集の中で難しいと感じる部分があれば、文法書を見直したり、何度も復習したりして、しっかり克服しておきましょう!
まとめ
知識をフル活用してスピーディーに解くことが求められるPart 5&6。限られた時間の中で解答に結び付けるためには、文法への深い理解が必要です。とはいえ、すべての文法事項や語彙を深く学ぶのはなかなか難しいことですから、この問題集を活用して必要な知識を効率的に学びましょう!

【新形式問題対応】TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 5 & 6
- 作者: ヒロ前田
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2017/02/28
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次回はPart7のレビューとオススメの使い方をご紹介します。