アメリカとイギリスとでは、同じ単語でも意味が違う!ということがたまにあります。たとえば homely。home が「家庭」なら、homely は「家庭的な」?どうなんでしょう。
まずはアメリカ人のジェームズとイギリス人のオリバーの会話を見てみましょう。
Oliver (UK): You’re lucky to have such a homely wife.James (US): Well , yours is no looker either .Oliver (US): What? I was giving you a compliment .オリバーはジェームズの奥さんのことを「a homely wife」と言っていますが、それに対してジェームズは「君の奥さんだって no looker だ」と返しています。訳すなら「ブス」でしょうか。なんでしょう、ジェームズのこの嫌な態度は??
今度は日本語でやり取りを見てみましょう。
オリバー(英):君はいいね。あんな「homely」な奥さんがいて。ジェームズ(米):え、君の奥さんだってブスじゃない。オリバー(英):なんだって?褒めたのに。※ 会話はすべてフィクションです。
実はオリバーの態度には訳があったのです。
では、解説をご覧ください。
イギリスでは homely に「家庭的な」という意味があるけれど、アメリカでは「見た目が平凡な」という意味があるから~ヽ(=´▽`=)ノ確かに、いきなり「君の奥さんは見た目が平凡だよね」なんて言われて、それが事実だとしたら、なおのことカチンとくるかもしれません。
home は「家庭」だから、その形容詞形の homely は「家庭的な」と思い込んでいると、どこかで痛い目を見る 可能性がある ので、注意しましょう!
では、次回をお楽しみに!
原案:データベース編集部
文:山本高裕(GOTCHA! 編集部)
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