ビジネスパーソンが留学をする きっかけ となる留学にMBA留学があります。
MBA留学とはいったいどんな留学なのでしょうか。
Business Administration )経営学修士とは・・・">MBA(Master of Business Administration )経営学修士とは・・・
企業の経営にかかわる、多くの分野を学ぶことができる専門職学位。
経営学の大学院での課程。
- マーケティング
- アカウンティング
- ファイナンス
- マネージメント
- 経営戦略
- 人事戦略
多くのビジネススクールがあるのは欧米や欧州。欧米は2年制が多く、欧州は1年制が多いという違いがあります。一般的に、大学卒業後に就職して3~4年経験を積んだ後、MBA留学をする人がほとんどですが、実務経験15年以上の部下を持つビジネスパーソン向けに、EMBA( Executive -MBA)という学位もあります。
どんな人がMBA留学をするの?
世界のトップ企業の経営者や投資家の多くはMBA 取得 者だと言われています。企業経営のすべてを知り、かつ俯瞰できる目を養えることから、
- 起業を考えている
- 世界のトップ企業で働きたい
- 企業の中枢部分で活躍したい
- 企業コンサルティングにかかわりたい
取得 は可能">日本でもMBA 取得 は可能
日本のトップ企業の経営者にもMBA 取得 者は多く、その 有効 性が語られています。
しかし、そのほとんどが海外へのMBA留学で 取得 しています。
日本でMBAの学位を認定しているビジネススクールは非常に少なく、MBAの世界3大認定機関からの評価を受けているビジネススクールはさらに 少ない のです。日本では世界の 基準 までまだまだ届いていないのが現状です。そのため、実際にMBA 取得 によって活躍したいビジネスパーソンは留学というスタイルで 取得 を目指します。
世界3大認定機関
AACSB ( Association to Advance Collegiate Schools of Business )
アメリカを 拠点 とする評価機関
AMBA( Association of MBAs)
イギリスを 拠点 とする評価機関
EQUIS (EFMD Quality Improvement System)
ベルギーを 拠点 とする評価機関(EFMD:European Foundation for Management Development )が発行する認定は、EQUISの他に、EPAS(EFMD Programme Accreditation System)を発行。EPASは評価ではなくビジネススクールの 基準 を満たしている機関の認定に発行されます。
取得 プログラムがあるビジネススクール">日本でMBA 取得 プログラムがあるビジネススクール
- 慶応義塾大学大学院(AACSB、EQUIS)
- 名古屋商科大学大学院(AACSB、AMBA)
- 立命館アジア太平洋大学大学院(AACSB)
- 国際大学大学院(AACSB)
- 早稲田大学大学院(EQUIS)
- テンプル大学ジャパン
- マギル大学ジャパン
取得 のメリット・デメリット">MBA 取得 のメリット・デメリット
MBA留学するメリット
留学で学位を 取得 することはとても大変なことです。まずは講義についていけるように、英語を学ぶ必要があります。しかし、それを踏まえても、留学するメリットがあります。
- 世界中から学びに来ているビジネスパーソンとの交流が持てる
- 欧米や欧州など、海外には評価の高いビジネススクールが多い
- 日本だけではわからない多様な価値観を知ることができる
MBA留学するデメリット
MBAを 取得 することについてはデメリットがありません。しかし、どんなスタイルの留学にも言えることですが、留学にはコストが多くかかります。特にビジネススクールに入学するMBA留学は、一般的な留学に比べても高額な費用がかかります。世界でも評価の高いビジネススクールは教育水準が高く、学費も同様です。しかし、長い目で見ればいずれ学費を 回収 できるほど活躍できる 可能性 が高いと言えます。実際にMBA 取得 後の給与水準は全体的に上がる 傾向 にあります。社会に出てからの2年間の学問は大変ですが、支持される理由がMBA 取得 にはあると言えます。
評価の高いビジネススクール
毎年発表される世界の大学ランキングのように、ビジネススクールも評価されています。
スタンフォード大学経営大学院(アメリカ)
世界のビジネススクールランキングでは常に上位に入る名門中の名門校。ITの最先端シリコンバレーを 拠点 としているので、テクノロジー方面にも強いことで知られています。合格率が低く、MBAコース入学の最難関と言われています。
ハーバード・ビジネススクール(アメリカ)
1908年にMBAプログラムが設置された同校は歴史あるビジネススクールとしても知られています。ハーバード・ロー・スクールのメソッドをビジネス学問に応用して作られたプログラムで卒業生には著名人も多く、世界中から留学生が訪れています。また、MBAとは別に学位のない経営学プログラム(AMP、PLD)も人気があります。
ペンシルベニア大学ウォートンスクール(アメリカ)
アイビーリーグ8校の内の一つ、ペンシルバニア大学のビジネススクール。1881年に起業家ジョセフ・ウォートンの寄付で創設された世界で最も古いビジネススクールと言われています。設立当初は銀行家や法律家など、企業経営の中でも専門的な知識が必要とされる部分には専門家が教授として迎えられていました。
INSEAD(フランス)
フランスをはじめ、シンガポール、アブダビにもキャンパスを持つ同校。世界のトップ企業のCEOを多く輩出していることでも有名です。多国籍でバックグラウンドが違う優秀なビジネスパーソンが集まることで知られており、さまざまな価値観とともに学ぶことができます。入学時に最低でも2言語話者であることが望ましく、卒業時にはもう1言語を基礎レベルまで学ぶことが要求されます。
ロンドン・ビジネススクール(イギリス)
イギリス国内では歴史が古く、ランキングでは何度も1位を獲得しています。15、18、21カ月から選択することができ、科目の選択ができる教育課程となっています。交換留学やEMBAコースの設置もあり、イギリスではトップのビジネススクールです。
HEC経営大学院(フランス)
フランス商工会議所が1881年に設立した名門ビジネススクール。多言語での教育が受けられるため、英語の他にフランス語を習得することができます。16ヶ月のプログラムのため、期間が短く、ハードルが高いですが、すでに英語を習得しているビジネスパーソンはチャレンジしてみる価値はあります。
中欧国際工商学院・CEIBS(中国)
MBAコースは1994年設立でまだまだ歴史が浅い同校ですが、現在はアジアでトップ、世界のランキングでも上位を維持しています。学生のほとんどは中国トップ企業のCEOや財閥子息などですが、講義は全て英語で行われるので、英語の習得も可能です。上海、北京、深センを 拠点 としています。
シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネス(米国)
学生の目指すものを自分で選択して講義を取ることができるフレキシブルなスタイルで知られています。世界のトップ10にも名を連ね、卒業生の就職先は世界トップ企業ばかりとなっています。
NUS ビジネス・スクール(シンガポール)
アジアでも高評価を獲得しているシンガポール国立大学のビジネススクールです。一般的な欧米や欧州での留学のメリットもありますが、シンガポールはアジア経済の 拠点 です。ビジネスをアジア中心に広く 展開 していきたいと考えるビジネスパーソンが、世界各国から集まっています。
Business School(スペイン)">IESE Business School(スペイン)
バルセロナ、マドリードの他にニューヨークやサンパウロにも 拠点 を持っています。欧州では1年制が一般的ですが、IESEでは2年制を取り入れています。経営学だけではなく、リーダーにふさわしい人格を備えた人格育成にも力を入れているという特徴があります。
世界のMBA評価ランキング
https://rankings.ft.com/businessschoolrankings/global-mba-ranking-2019
MBA留学の学費はどれくらいかかる?
MBA留学のための学費は高いと言われています。主にアメリカやイギリスが多いので、英語圏の中では比較的コストがかかる国が多いためです。
- 学費:150~700万円/年
- 生活費:150~200万円/年
- 居住費:150~250万円/年
取得 で広がるキャリアを築こう">MBA 取得 で広がるキャリアを築こう
日本でも海外でもMBA 取得 が一般的というわけではありませんが、起業や経営に夢を抱くビジネスパーソンにはMBA 取得 を目指して頑張る人も多くいる近年。一時期のMBA留学ブームもひと段落したので、意欲的に学びに行こうという人が減っているかもしれません。しかし、ビジネスパーソンとして成長できるMBA留学はこれからまたどんどん増えてくる留学スタイルの一つになることは間違いないでしょう。今はまずは英語を 取得 するという場合も多く、英会話スクールに通い積極的に英語学習をする人が劇的に増えています。その次のステップとしてMBA留学を視野に入れるということもビジネスパーソンとしてはごく自然な流れです。英語が話せるだけでは満足できない、大きく飛躍したいなら、MBA留学はぴったりの留学になるでしょう。
執筆&編集:あの国で留学 編集部
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