「健康器具」「電気器具」「測定器具」はそれぞれ英語でなんて言う?【技術英語&ビジネス英語の単語使い分けクイズ①】

「選択する」はchooseそれともselect?deliverとshipでは意味が違う?「検査する」はcheck/examine/inspectのどれを使うべき?――英語の文章・文書を作成する際、単語の使い分けで悩んだ経験はありませんか?機械・IT・医療など、さまざまな分野で頻出の「よく似た意味を持つ単語の使い分け方」が分かるようになる書籍『日本語から引く 技術英語の名詞・動詞 使い分けハンドブック』から、穴埋めクイズを用意しました。

さっそく穴埋めクイズに挑戦!

次の3問のカッコの中には、appliance / equipment / instrumentのいずれかがそれぞれ入ります。英文の文脈に注意しながら答えてみましょう。

1.健康器具

健康器具は、事故や健康へのダメージのリスクをなくすために正しく使用しなければなりません。
Health (   ) must be used properly to eliminate the risk of accidents or damage to your health.

2.電気器具

幼児が電気器具の近くにいるときは、幼児を絶えず注意深く見守らなければなりません。
When young children are near any electrical (   ), they must be closely supervised at all times.

3.測定器具

電圧計は、回路の2点間の電位差を測定するのに用いられる測定器具です。
A voltmeter is a measuring (   ) that is used for measuring the potential difference between two points in a circuit.

クイズの解答と解説

それでは答えを見ていきましょう!

1.

健康器具は、事故や健康へのダメージのリスクをなくすために正しく使用しなければなりません。
Health (equipment) must be used properly to eliminate the risk of accidents or damage to your health.

何らかの役割を果たす「器具」全般を表すには、equipmentが一般的に用いられます。

2.

幼児が電気器具の近くにいるときは、幼児を絶えず注意深く見守らなければなりません。
When young children are near any electrical (appliance), they must be closely supervised at all times.

「家庭用の電気器具」はapplianceです。また、electrical equipmentも多用されます。

3.

電圧計は、回路の2点間の電位差を測定するのに用いられる測定器具です。
A voltmeter is a measuring (instrument) that is used for measuring the potential difference between two points in a circuit.

「何かを測定する器具」は、measuring instrumentで表し、測定を目的としていることが明らかな文脈では、instrumentだけで表すこともできます。測定器具についてはmeasuring equipmentも多用されます。


「器具:appliance / equipment / instrument」の違い一覧表

「器具」を表す3つの英語「appliance」「equipment」「instrument」の違いを表にまとめると次のようになります。場面や用途に応じて使い分けられるように確認しましょう。

「器具」全般 equipment
家庭用の電気器具 appliance
何かを測定する器具 (measuring) instrument

英文作成の「あるある」「困った」を解決する1冊

仕様書、マニュアル、メール、特許文書などの英文作成に困った経験はありませんか?『日本語から引く 技術英語の名詞・動詞 使い分けハンドブック』は、英語の技術文書に頻繁に登場する、よく似た意味を持つ単語の使い分け方を知ることができる1冊です。

「○○ってなんて言うんだっけ?とつまずいて長時間かかってしまう」
「和英辞典を引くと、訳語がたくさんあって結局どれを使えばいいか分からない」
「翻訳ソフトやAI翻訳ツールを使ったら、なんだかしっくりこない英文になった」
「知っている単語だけど、細かいニュアンスの違いがよく分からない」

こうした「あるある」や「悩み」に一つでも心当たりがある方におすすめです。

●企業の現場で文書作成業務に長年携わってきた著者が、その経験をもとに頻出語句の使い分けを指南。
●機械、電気、化学、IT、医療など幅広い分野に対応。技術文書の作成はもちろん、ビジネスにおけるさまざまな場面で活躍。
●見出し語は日本語の50音順。日本語から引けるので、英語が苦手な人でも安心。
●使い分けの「考え方」が分かるので、どんな文脈にも応用がきく!
●明快な解説と豊富な例文で、語句のニュアンスが分かる!
●「使い分けなくていい」単語についてもしっかり解説。

単語を適切に使い分ければ、情報が正確に伝わる英文を書くことができます。本書をデスクに常備して、日常の「困った」を解決しましょう!

※この記事は、『日本語から引く 技術英語の名詞・動詞 使い分けハンドブック』から一部編集・抜粋してお届けしています。

上田 秀樹(かみた ひでき)
著者:上田 秀樹(かみた ひでき)

延べ15年にわたって精密機器メーカー2社に在籍し、英語でのテクニカルコミュニケーション業務に携わる。(株)ケンウッド通信事業部にてチーフエンジニアを務めた後、英語でのテクニカルコミュニケーションの指導方法を研鑽すべく留学。アメリカとオーストラリアの大学院にてテクニカルコミュニケーションの教授法並びに英語教授法の研究に従事する。カーネギーメロン大学修士課程修了(プロフェッショナルライティング修士)、シドニー工科大学修士課程修了(英語教育学修士)、サザンクイーンズランド大学博士課程修了(教育学博士)。現在、法政大学情報科学部・非常勤講師。主な著書に『エンジニアのための英文メールライティング入門』(朝日出版社)、『ネイティブの心をつかむ英文マニュアル作成メソッド』(電気書院)、『ネイティブに通じる英文技術文書の書き方』(工業調査会)、『50の構文でわかる技術英語の書き方』(工業調査会)『英語で考える力をつけるトレーニングブック』(ベレ出版)がある。


SERIES連載

2024 02
NEW BOOK
おすすめ新刊
ITエンジニア本大賞2024受賞!チームを動かすIT英語実践マニュアル
詳しく見る
メルマガ登録