英語習得のコツは「身体」で覚えること!

写真は左からコーチのマナ先生、リノ先生、リア先生

チアリーディングを通して楽しく英語のレッスンができる、「英語キッズチアスクール」。 サッカーの川島永嗣選手がアンバサダーを務める「英語サッカースクール」の姉妹校として誕生したこのスクールを、 前回引き続き 、GOTCHA! 編集部がリポートします!

「英語キッズチアスクール」って何?という方はこちら

こんにちは!3才と6才のを持つ、GOTCHA!編集部のNAOです。

子どもに英語を身に付けさせたい。でも身体を動かすのが好きだから、スポーツ系の習い事もさせたいという保護者の方は多いと思います。

そんな人におすすめなのが、「スポーツを通して、英語を学ぶ」がコンセプトの「英語キッズチアスクール」。

前回は、このスクールのレッスンの流れや、保護者の方へのインタビューなどをお伝えしました。

後編となる今回は「身体を使って英語を楽しく学ぶコツ」を、グローバルアスリートプロジェクトのPR担当の榎本さんとコーチのマナ先生にお伺いしてみます。

本格的な英語の発音が身に付く理由は?

ーーレッスン中は、どのような点に気を付けて英語指導を行っているのでしょうか?

榎本:英語キッズチアスクールの特徴でもあるのですが、先生たちはレッスン中の1時間、すべて英語だけを使っています。 子どもたちが日本語で答えても、先生たちは英語で答えます

ただ、英語を学ぶということが初めての子どももいるので、子どもに対して日本語を禁止しているわけではありませんが、先生たちが英語を使っていると、子どもたちも英語を真似しようとする姿勢が見えてくるのが、面白いところです。

子どもたちは耳が良いので、いつのまにか先生の真似をして、語彙を増やしていきます。びっくりするくらい覚えるのが早いのも、子どもの特徴ですね。

私も初め、子どもたちが「ウォーター」のようなカタカナ英語ではなく、「ワラー」という、ネイティブのような発音をしているのを聞いたとき、ビックリしました。

純粋に耳から聞いた音を真似して、発音しているんですよね。子どもたちの英語の発音、すごく良いと思いませんか?

常に新しいプログラムを開発してサプライズ!飽きさせない!

ーー子どもたちはみんな、とても良い発音をしていると思います。でも、スポーツをしながら英語を学ばせるという試みはあまりないので、プログラム作りなど難しかったのではないですか?

榎本:4年前に英語サッカースクールが開校したのですが、そこから先生たちがさまざまなことにトライし、子どもたちの英語への反応や成果、実績という面でのノウハウを蓄積してきました。

そのノウハウを生かし、英語キッズチアスクールのカリキュラムにも役立てています。今でも毎週、先生たちが集まって、反応の良かったレッスン内容を共有し、カリキュラムのブラッシュアップを常に行なっています。

「どういうことをすると子どもたちが喜ぶか?」「どんなことをすると子どもたちは声を出しやすいのか?」を常に意識して先生たちはレッスンを行なっています。

子どもたちが楽しく英語を身に付ける工夫がいっぱい!

ーー 具体的に は、どのようにレッスンに英語を取り入れているのでしょうか?

榎本:このレッスンで使う英語フレーズは、汎用性の高いフレーズを使っています。例えば、レッスンの終わりにスタンプカードを押すのですが、子どもたちは、

Can I have a stamp, please?

スタンプをもらえますか?

と言ったり、

ゲームでポンポンを使うときには、

Can I have a ponpon?ポンポンをもらえますか?
と言ったりして、覚えておきたいフレーズを、単語を入れ替えて繰り返し使っています。

Can I have~? というフレーズは「ポンポン」という単語を「ハンバーガー」に替えるだけで、海外に行ったときにレストランなどで、注文ができたりしますよね。

想像力を豊かに楽しくレッスン

ーー途中でフラッシュカードを使うレッスンがありましたが、静と動の切り替えができて、メリハリがあっていいですね。

マナ先生:フラッシュカードを使うレッスンは、ネイティブの先生との会話や子どもの発想力を高める大事な時間です。そのため、毎回のレッスン内容は、子どもたちが想像力豊かに学べるように工夫しています。

フラッシュカードは、フレーズの中の単語を替えて、繰り返し覚えるのに最適です。 すぐに は覚えられなくても、頭を使いながら、目を使いながら、全身を使って、何度もやっているうちに、自然とその単語を覚えていくんですよね。

子どものモチベーションを上げるには?

ーー子どもなので、やる気がなかったり恥ずかしかったりすることもありますよね?そういうときはどうしているんでしょうか?

マナ先生:雰囲気づくりを大事にしています。

例えば、最初の10分はチアというより、座ってリラックスした状態で、話をしたり、体を動かすゲームを通して、ウォーミングアップをしながら、子どもたちの緊張がとけるように工夫しています。

それから、英語の単語を知らなくでも、 すぐに まねをして話せるようなレッスンも取り入れています。例えば、 knee(ひざ)はここ、など、体の部位を英語で言ってみたりなど、身体を使いながらレッスンをします。

ーー「叱らないこと」がスクールのコンセプトの一つだそうですが、子どもの行動が望むものでなかった場合、子どもを叱ってしまうことはありませんか?

マナ先生:このスクールは、子どもたちが子どもらしく、のびのびとすることを目指したスクールですので、基本的には怒ることはありません。

間違ったことを発言してはいけない、間違った動きをしてはいけないなど、子どもの発言、行動を否定することはありません。

子どもに「 NO 」ということは簡単ですが、自分を否定されたと感じた子どもは、その後自分らしさを発揮できなくなってしまったり、発言することさえできない子どもになってしまいます。

子どもの行動が望むものでなかった場合でも、まずはその 行動を認めてあげる 。そこから「どうしたらいい?」と子どもに考えさせ、できた時に 大袈裟なくらい褒めてあげる と、次から子どもは自信を持ってできるようになります。

ただ危険な行動など危ないと思った時には、なぜ危ないのかなど一緒に考え、解決するようにしています。

逆に恥ずかしくて発言できない子には、くすぐったりして笑わせるようにします。

リラックスさせ、失敗しても大丈夫という雰囲気を作ることにより、チャレンジしやすい環境づくりにこだわっています。

そして、チャレンジさせるという点では、子どもたちが特に好きなゲームは必ず取り入れるようにしています。子どもって「勝ち」にこだわるんですよ。

体を動かしながら、ゲームをしながら、楽しい気持ちで英会をしていると、やる気にスイッチが入るようです。

まとめ

普段はシャイという子どもでも、ここのレッスンを受けるときには思い切り体を動かして、大きな声で英語を話すそうです。

日本では感情を表に出すのが苦手な人が多いですが、英語は、身体や表情など全身を使って、自分の言いたいことをはっきり伝える言語。

英語でのコミュニケーションは、身体や表情など全身を使って、自分の言いたいことをはっきり伝えます。

英語を「脳」だけで考えるということを一旦やめて、「頭」ではなく「身体」で英語を覚えるようにすれば、無意識に英語の感覚をつかめるということでしょうか。

今回紹介したスクールはこちら
globalathlete.jp

3校目が吉祥寺にも新規開校!

吉祥寺校
場所:「吉すた」ビル(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-20-8)
通常レッスン:毎週木曜日

文:NAO(GOTCHA!編集部)
子どもに何か習い事をさせたいと思い、この3年間、試してみたことは数知れず。英語教室、子ども向けのオンライン英会話、英語アプリ、バレエ、スイミング、ピアノ、学習塾、通信教材、プログラミングロボット・・・など、すてきな習い事はないかと、模索中です。

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