ENGLISH JOURNAL ONLINE編集部によるオンライン英会話サービスのレビュー。今回は「EFイングリッシュライブ」をご紹介します。
*その他にもたくさんあるオンライン英会話各社の特徴などを比較した記事はこちら。
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EFイングリッシュライブとは?
今回の記事では、オンライン英会話サービスの一つである「EFイングリッシュライブ」をご紹介。
世界最大級の語学学校 EF社が提供するオンライン英会話
EFイングリッシュライブの運営会社は、世界最大級の語学学校であるEF Education First。スウェーデンで1965年に創業され、世界116か国にオフィスを持つグローバル企業です。
EF社の活動は、語学学校やオンライン英会話のほか、海外留学や文化交流、研究活動なども含む幅広いもの。運営企業の規模が最も大きいオンライン英会話サービス、と言えるかもしれません
オリンピック・パラリンピックのオフィシャルパートナー!
EF社はじつは、東京2020オリンピック・パラリンピックのオフィシャルパートナー。1988年のソウル大会を皮切りに、診断テストや語学トレーニングを通じ、オリンピックを支えるボランティア組織の語学力アップに貢献します。
EFとオリンピック|オンライン英会話のEF English Live (イングリッシュライブ)
「ただ話すだけ」ではない、学習プランとコンテンツが特徴
EFイングリッシュライブの特徴は「ただ話すだけ」ではないこと。短い期間でより多くの効果を出すための学習プランが一人一人個別に作成され、それ に従って 学習を進めていくことになります。
学習の流れは3段階。
- まずはオンライン教材で基礎を学び(Learn)
- 問題で知識を積み重ねたら(Try)
- ネイティブ講師とのレッスンで応用します( Apply )
学習のための動画コンテンツが豊富
EFイングリッシュライブの最大の強みは、自己学習コンテンツの豊富さです。
前述の通り、レッスンの前に動画で自習することが 前提 となっているのですが、この動画が、質量ともにとても優れているのです。
動画の閲覧は何回でもできますし、動画で流される会話は、シチュエーションも実践的なものばかり。こちらをきっちり学習すれば、かなりのレベルまで英語力が向上するはずです。
動画を見ながら単語をチェック
たとえば、以下の画像は動画の一つ。
会話に合わせて、右側に自動的に単語が表示されるシステムとなっています。自然な会話とともに、重要表現を身につけられるわけです。
穴埋め問題でトレーニング
次に、会話の内容に即した単語穴埋め問題が出題されます。下に並んだ単語を、正しい位置に移動させることで解答。
発音練習も
そして、発音練習もあります。発音の良し悪しは自動 判定 !されます。
16段階のレベル分けに基づき、最適なカリキュラムで学習できる
最初にレベル 判定 が行われ、自分に合ったレベルに振り分けられます。それぞれのレベルでは、身につけるべき「トピック」が決まっており、さらに一つの「トピック」の中で6タイプのユニットがあります。
それぞれのユニットには4種類の会話動画があるので、一つのレベルは24レッスンから構成されていることになります。
たとえば、筆者は16段階中の7つ目(中級)に割り振られたのですが、そこには「未来」「 希望 と夢」「面接」「テレビ」「教育」「情報を扱う」という6種類のユニットがあります。
ユニット1をこなすと次のユニット2を受けられるしくみなので、スキップはできません。順番に頑張りましょう。
画面の通り、ユニット1の「未来」には、「環境について話す」「未来のテクノロジーについて話す」「ビジネスの変化について話し合う」「将来の生活について書く」の4つがあります。
システマチックな学習が可能なオンライン英会話
こうした学習サイクルはかなりきっちりシステム化されている印象。マンツーマンレッスンでも、動画の内容に即したレッスンを受けられます。動画で知識をインプットし、レッスンでアウトプットするのが良いでしょう。
ただし 、レッスンのメインであるグループレッスンではあらかじめテーマが決められています。自分の学んだトピックとは異なるテーマのレッスンです。(たとえば、私は「環境」に関する動画を見たのですが、その時のグループレッスンのテーマは「物を売る」というものでした。)
自己学習を欠かさない人にEFイングリッシュライブはおすすめ
前述の通り、レベル分けは全部で16段階。「まったく英語がわからない」というレベルもあるので、土台作りからやり直したい初心者の方でも、 安心 して始められます。
また、しっかりと作り込まれたカリキュラムに沿った学習ができるため、フリートークには満足できない中級?上級の方にもおすすめです。
いずれの場合も、予習などの自己学習をしっかりと行いながら 取り組む スタイルなので「明確な目標を持って、計画的に勉強したい」と考える方に適したサービスです。
ライティングの添削も!
総合的に英語力を身につけられるという意味で、EFイングリッシュライブのコストパフォーマンスはかなり高いです。なぜなら、リスニングやスピーキングだけでなくライティングの添削もしてくれるから。
プレゼンや提案書、メールなど、実際に使う英文を見てもらうことでライティング能力も鍛えられます。これだけついて、料金は一律8,910円(税別)です。格安のオンライン英会話サービスに比べれば高いのですが、リスニングやスピーキング以外(学習コンテンツ・英作文添削)も考慮すれば、それほどの割高感はないのではないでしょうか。
レベル設定から実際のレッスンまで無料体験
EFイングリッシュライブでは、7日間の無料体験期間が設定されています。
申込登録が 完了 すると、トップページからチュートリアル動画を見られます。前述の通り、EFイングリッシュライブではいきなり講師による会話レッスンを受講するのではなく、最初に自習する必要があります。そうした注意点もきちんと解説されているので、このチュートリアル動画を必ずチェックしておきましょう。
レベル設定は、いくつかの質問に答えた後で自動的に行われます。自分でもレベル変更は可能なので、動画を見て難しそうであればもう少し下のレベル、簡単そうであれば上のレベルにするとよいでしょう。(自分で妥当と思うレベルより少し下のレベルにし、スムーズに学習を進めることでモチベーションをアップさせる、という作戦もありかもしれません。)
無料体験ではグループレッスン3回、プライベートレッスン1回まで受けられますよ!
おまけ:EFイングリッシュライブを2カ月間、ガッツリ試してみました!
アルクの社内勉強会メンバー、ninがEFイングリッシュライブを受講してみました。無料体験ではなく、2カ月、正式にレッスンを受講した感想です。(2019年9月追記)
EFのレッスン → ◎:予習で学習効果がアップ
レッスン前の予習はアプリで行います。例えば、プレゼンを始めるときのフレーズなどをアプリで勉強しますが、教材に出てくるフレーズがまとまっていてわかりやすかったです。予習をしっかりやってオンライン英会話でしっかりアウトプットをすると、伸びると思います。
EFの使いやすさ → ◎:アプリ教材がすばらしい!
アプリは直覚的な操作でシンプルなもので、分かりやすかったです。発音テストは音声認識の精度があまり良くありませんでした。
EFの効果 → ○:ビジネスで使える英語がたくさん学べた
会議などビジネスシーンのフレーズを多数覚えることができました。ただ、ある程度の英語レベルがある人だと、急激に2カ月で伸びるというのはあまり実感はできないかもしれません。
EFの講師 → ○:いろいろな国籍の先生がいました
イギリスや東南アジア、北欧などいろいろな国籍の先生と話すことができました。フレンドリーな先生、まじめな先生、雑談が多めの先生、一切無駄のない先生など、タイプもバラエティーに富んでいました。
これからEFイングリッシュライブを受講する人へのアドバイス
ビジネスで英語を使う人は、繰り返しアプリで練習をすると、実践的なフレーズをたくさん覚えられると思います。
ただ、数回やっただけではすぐ忘れてしまうので、何度も練習するか、現場でアウトプットするといいでしょう。目的意識を持って、絶対にビジネスの現場で英語を使えるようになるぞ!という意思をもってレッスンを受けると良いと思います。
毎日の勉強の様子はこちら!
gotcha.alc.co.jpENGLISH JOURNAL ONLINE 編集部による「オンライン英会話」ガイドはこちら
ej.alc.co.jp編集:ENGLISH JOURNAL ONLINE編集部
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