オーストラリアの大学院で開発学を学んだ「ちーや」さんが、英語とポジティブに向き合うコツを紹介します。第6回(最終回)は「英語力や留学経験を生かして 今後 実現したいこと」です。
今後の 夢">英語力と経験を生かした 今後の 夢
「英語を勉強したい」「英語を話せるようになりたい」という気持ちは、誰しもあると思います。
僕にも、留学前はそんな漠然とした思いがありました。オーストラリアへ留学し、現地の大学院を卒業して、英語がある程度使えるようになった今、そんな漠然としていた目標もより明確になり、さらに大きな目標も出てきました。
最終回の今回は、僕が 今後 、英語を通してやりたいことをお伝えしていきます!
大変な思いをしたからこその「留学サポート」
僕が最も力を入れていきたいと考えているのが、「留学サポート」です。
僕のこれまでの5年間は、キラキラな留学とは程遠く、決してかっこいいと呼べるものではありませんでした。
留学生活を送る中で数多くの失敗をしてきましたし、その過程でたくさんの人に迷惑をかけてしまいました。猛省することはいろいろあり、「もっとこうしておけばよかった・・・」と思うこともたくさんあります。 ネットでは語られることのない「留学キラキラ」の裏側を嫌というほど経験 してきました。
僕の留学は、僕一人だけで成し遂げたものではありません。 トラブルに遭ったときに助けてくれる人たちがいたおかげ で、僕はこの5年間、オーストラリアで生活できました。
「人はみんな迷惑をかけながら生きている。君が次に出合う迷惑を快く引き受けてくれたら、それでいい」
僕はハウスメイトのこの言葉を、 今後 ずっと忘れることはないと思います。
英語力ゼロから留学をかなえた学習法を伝えたい
英語学習 に関して も、英語に興味がある人や学習中の人に伝えたいことがたくさんあります。
これまでにもいろいろな人が学習のさまざまな方法論を語っています。しかし、本当に 英語ができない状態で留学した僕にピッタリ当てはまるような学習法は見当たりませんでした 。
もちろん、当時から英語学習についてSNSなどで発信している人はいましたし、効果的だと言われている勉強法もありました。でも、そのほとんどは英語レベルが中級以上の方向けのもの。「be動詞って、なんだっけ・・・」など、ポケモンで言うマサラタウンのコラッタほどの英語力しかなかった僕にとっては、あまりにレベルが高過ぎて、まねできませんでした。
▼留学当時の僕の英語力についてはこちら↓
僕は 今後 、 「背伸びしない、等身大でできる、まねしやすい学習法」を広げていきたい と思っています。当然ながら、万人に当てはまる学習法はなく、人それぞれ合う勉強法も違います。しかし、僕のように 英語力が本当にゼロの人でも、海外留学を目指すことはできます 。
僕のメッセージを受け取ったのを きっかけ に留学を決意する人が増えたら、どれだけうれしいだろう、と思うのです。
英語力は目に見えないので、現在どれくらい身に付いているのか、伸びはどの程度なのか、ということはなかなか分かりません。そのため、モチベーションを保ちにくいのですが、 やった分だけ力が付くのが英語 です。
英語力をゼロから留学レベルまで上げるのは可能なので、 海外留学の道しるべになるような学習法 を提示できるのではないか、と考えています。
事前に 知っておきたいノウハウ">留学を充実させるために 事前に 知っておきたいノウハウ
英語面に加えて、海外生活についても伝えたいことが山ほどあります。
友達のつくり方や家の探し方、仕事の見つけ方 など、僕が留学前に知っておけば良かったと思うことを伝えたいのです。
留学したからこそ分かることや、SNSやサイトでは語られることのない「留学キラキラ」の裏側など、普通は隠したくなるような事実をありのままに届けたいと思っています。
そうしたことを 事前に 知った人は、 留学をより有意義にするためにはどうすればいいのかを考えられる でしょう。日本でもできる準備がきっとありますし、計画を立てておくだけでも、現地での行動はきっと変わってきます。
留学は人生のうちに何度もできるものではなく(できる人もいるのかもしれませんが・・・)、現地で生活する時間も限られるので、留学先で得たいものをガッチリつかみ取ってほしいのです。
僕の5年間の海外生活が少しでも誰かの役に立てばいいなと思います。
個人がより輝けるSNSの世界をつくりたい
僕は、オーストラリアや、そこでの生活、英語について、TwitterやYouTubeで発信しています。ありがたいことに、それらのSNSを通して、たくさんの方に応援していただき、励まされています。そのおかげで、自分の中の軸のようなものを見つけることができました。
この経験の中で、 SNSは誰かの夢を応援できる場所であり、自分自身を高められるコミュニティーでもある ことを実感しています。
特にTwitterでは、自分が 英語を話している動画を投稿 する人が増えていて、使い方によっては 最高の学習の場 になるのではないか、という 可能性 を感じています。
個人が発信できるSNSという環境を、人々が輝ける場にできれば、自信を持てる人がもっと多くなるでしょう。
海外で英語を使って仕事ができることを自ら証明
僕は今、オーストラリアの現地企業への就職活動も進めています。オーストラリアの永住権を申請するために職歴が必要であることも、理由の一つです。でも、大きな理由は、 英語力ゼロから留学しても英語力は伸びること、そして現地企業で働けることを証明したい 、というものです。
留学前の僕は「英語力がなければ留学はできない」と考えていましたし、海外の大学なんて夢のまた夢だと思っていました。「僕なんかにできるはずがない」と。
しかし、僕が思っていたのに反して海外というハードルは低く、考えていた以上に英語は気軽で楽しいものでした。
僕がオーストラリアの会社で働ければ、ゼロからの出発でも英語力をビジネスレベルまで引き上げることが可能だと、身をもって証明できます。そうすることで、 海外へ飛び出したいと考える人の背中を押す ことができたら、うれしく思います。
強化 し、学びを社会に還元したい">英語力とビジネス力を 強化 し、学びを社会に還元したい
前述のように僕は今は就職活動中で、オーストラリアのデジタルマーケティングの会社で働くことを目標にしています。
残念ながら、英語力だけで戦ってしまうと、僕はネイティブスピーカには到底及びません。必死に英語を勉強してきたとはいえ、僕の5年間の詰め込み学習と、同年代のネイティブの20数年間の自然学習とでは、表現能力に圧倒的な差が出てしまいます。
しかし最近、僕のこれまでの 経験やSNSマーケティングの知識を掛け合わせることで、強みにできる ことが分かってきました。仮に 英語を間違えたとしても、経験や話に耳を傾けてくれる人がたくさんいる のです。
経済学者のトマ・ピケティが自身の専門分野について、フランス語アクセントの英語で堂々と話す姿に感銘を受けたことは、 第4回 で詳しくお伝えしました。ピケティに起こっていることが、規模は違いますが、僕にも起こっています。
▼第4回はこちら↓
ej.alc.co.jp英語力を次のレベルに上げるためにも、 専門分野に特化した英語力を身に付ける必要性 を最近は強く感じています。
今後は 、 会社で働くために必要な英語力や 具体的な スキル、そして学習法 なども、包み隠さず発信していければと考えています。
英語を諦めないでよかった
これまで英語を勉強してきてハッキリと言えるのは、 英語を使えるようになったおかげで、人生の選択肢がとても多くなった ということです。よく言われることではありますが、僕が想像していたよりも広い世界が、英語力の 先に はありました。
英語の勉強を始めたときは、「今さら?」「英語を勉強してどうするの?」など、批判的な声もたくさんもらいましたが(みんな 心配 してくれたのです)、あのときに 英語学習をやめなくて本当によかった と思います。
それぞれ目指すものは異なりますが、英語を習得するだけで 可能性 はすごく広がるので、ぜひ学習を続けてください!
最終回までお読みいただき、ありがとうございました。
文:ちーや
メルボルン大学開発学修士号卒。留学英語モチベーター。「留学をよりPOPに」をコンセプトに、英語力ゼロから留学を目指す人のための英語学習法やオーストラリア留学のリアルをメルボルンより発信中。Twitterフォロワー約2万人。
Twitter: @ChiyaMelbourne /英語学習サイト「ゼロ英語」: https://chiya-eng.com/
【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。
語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
- スマホ相手に恥ずかしさゼロの英会話
- 制限時間は6秒!瞬間発話力が鍛えられる!
- 英会話教室の【20倍】の発話量で学べる!