青年海外 協力 隊の派遣や海外生活に役立つ英語学習法やメンタル力を、 協力 隊OBであるわかさんが紹介します。第2回はジャマイカ派遣で学んだ「海外で困らないために日本でやるべき英語学習」です。
こんにちは!わかです!
前回 に 引き続き 、青年海外 協力 隊を目指している方に向けの英語学習法を解説していきます!
私は青年海外 協力 隊として、公用語が英語のジャマイカに派遣されていましたが、英語では毎日困っていました。
第2回では、そんなジャマイカでの経験や教訓についてお伝えします。「英語圏への留学や海外ボランティアなどに挑戦したい!」という方も参考になると思います!
英語圏への派遣を目指した勉強法は?
青年海外 協力 隊の場合、現地で活動するためには 年に4回 実施 される試験 に合格しなければいけません。応募時の英語力によっては、志願できる国や活動が限られてしまうので、選択肢を広げておく意味でも英語力は重要です。
ここでは、英語圏に応募する場合を想定して、応募や派遣に向けてやるべき勉強について解説します!
最初はTOEICで基礎を徹底的に身に付ける
まず必要なのは、 TOEICで「英語の基礎」を固めておくこと です。 応募時に英語力の証明としてTOEICスコアを 提出する ため、TOEICは避けて通れません。TOEICテストの形式は、リスニングとリーディングのみなので、会話には直接役に立ちませんが、「英語の基礎」を身に付けるのには効果的です!TOEICの問題集に書いてある単語や表現を、全て口頭で話すことができれば、正直英会話で困ることはないでしょう。
それぐらい、TOEICには「英語の基本」が詰まっています。
実践的なリスニングとスピーキングに慣れる
TOEICで600点を越えて、ある程度の基礎が身に付いてきたら、実践的な英会話も並行して学ぶようにしましょう!
TOEICのリスニングのナレーションは、英語学習者向けに手加減された英語なので、そのイメージで現地へ行くと痛い目に遭います。私はほぼTOEICの勉強だけで現地に行きましたが、リスニングではまったく歯が立たず、仕事や日々の生活でも本当に苦労しました。そうならないためには、映画や海外のニュースなど、 ネイティブが使うような手加減なしの英語に慣れる ことが必要です。
TOEIC対策ではスピーキングの勉強は必要ありませんが、絶対に準備した方が良いです。「知っている」と「話せる」にはかなり開きがあり、慣れが必要です。英会話スクールを利用するなど、どんどん場数を踏むようにしましょう!
世界にはいろんな英語がある!私が考えるたった1つの対策
TOEICではイギリス人やアメリカ人など、ネイティブスピーカーがナレーションを担当しますが、世界にはさまざまな英語があります。私がいたジャマイカの人々は英語を話しますが、彼らの英語はこれまで日本で勉強してきた英語とは違うものでした。
ここでは、「世界の英語事情」と「非ネイティブ環境での対策法」を、ジャマイカでの経験をもとに解説していきます!
ネイティブの美しい英語は世界のマイノリティー
日本人を含め、世界では多くの人々が仕事などで英語を使いますが、英語を第一言語とするネイティブは全体での2割程度だと言われています。
つまり 大半は、ノンネイティブの英語 なのです。
途上国の中でも、ジャマイカのように旧イギリス領だった関係で、公用語が英語の国はあります。そんなジャマイカの人々も、英語とは別に第一言語を持っているノンネイティブです。
私たち日本人の英語が、ネイティブと同じ発音で話せないように、ノンネイティブの英語は国や地域によってなまりがあります。
英語力が高ければ、なまりなんて関係ない
なまりがあると、標準語と違うため聞き取りにくくはなりますが、話している内容は理解できるはずです。日本語の「方言」も同じで、その地方の人でなくても、何を話しているかぐらいはある程度聞き取れますよね。
英語も 同様に 、 高い英語力(特にリスニング力) があれば、多少のなまりは関係なくなります。
私がいたジャマイカの同期隊員の中には、私のようにジャマイカ英語のなまりに悪戦苦闘する人もいれば、普通に聞き取れる人もいました。
その違いを生むのは、基本的な英語力の高さです。
普通に聞き取れる人は、例外なく英語がいわゆるペラペラで、「英語の基礎力」が高い人でした。つまり国や地域によって英語のなまりはあるけれど、高い英語力を身に付ければ怖くないのです。
可能な限り日本で英語力を磨くのが鉄則
これからどの国に行くにせよ、日本で英語力を磨くことで、現地への適応のしやすさが変わってきます。
言葉の面での不安が小さくなるだけで、現地での生活や仕事の充実度は一気に変わります。
青年海外 協力 隊に限らず、これから海外へ進出することを目指している方は、まずは日本で最大限英語学習にコミットすることをおすすめします。
今はオンラインでの英会話スクールも数多くあります。ぜひそういったツールを活用しながら、現地に行く前に、可能な限り英語力を高めておきましょう!
文:わか
公務員を退職し、青年海外 協力 隊に参加。帰国後はメーカーの貿易部門で海外調達・営業を経験。現在はフリーランスでブログを運営しながら英会話講師や通訳などもこなす。ブログでは、主に社会人を対象に、自身の経験をもとにした英会話学習法やTOEIC勉強法などを発信している。
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