オーストラリアの大学院で開発学を学んだ「ちーや」さんが、英語とポジティブに向き合うコツを紹介します。第1回は、英語学習へのやる気を高め、モチベーションを保つための考え方です。
目次
英語不得意から海外大学院進学をかなえたやる気アップ法
どうもこんにちは、ちーやです!
英語力を向上させる上で欠かせないのが「やる気、モチベーション」ですが、ちまたではいろいろな方法が語られていますよね!
僕もこれまでさまざまな方法を試してきましたが、これといってパッとするものが見つかりませんでした。頑張ろうと決意しても、自分に合わずすぐにやめてしまったり、合わないと分かりつつも無理やり続けてしまったりと、膨大な時間を無駄にした経験もあります。
ここでは、元々、英語が得意ではなかった僕が、海外の大学院進学をかなえるまで英語学習を継続できた理由と、モチベーションを保つために実践していたコツを紹介したいと思います。
英語を「勉強」にしない
英語が得意ではなかった僕が、英語学習を継続できた理由はただ一つ。英語を「勉強」にしなかったことです。
自分が興味・関心のあるものを英語「で」学ぶと、「好きなことを学びたい!」という気持ちが先行するので、英語を勉強すること自体が目的にはならず、結果として、ストレスなく英語を学習できました。
例えば、僕はカフェやコーヒーがすごく好きで、友達との会話でも話が止まらなくなります。このようなトピックを学ぶときは、「勉強」という感覚はあまりなく、どちらかというと「気付けば頭に入っていた」ということがよくあります。
オーストラリアのメルボルンは、コンビニ感覚でカフェが点在するくらい、コーヒー文化が盛んです。そして、その味はカフェによって異なります。この豆はどの国で収穫され、どのように焙煎されているのかなど、すごく気になって英語で調べることはよくあります(コーヒーについては、日本語よりも英語の方が情報量が多いため)。このとき、僕には「英語を学ぶ」という感覚はなく、どちらかというと「コーヒーについて知りたい」という気持ちがすごく大きいんですよね。
カフェやコーヒーについて調べると、同じ単語や表現が何度も登場するので、比較的、頭に残りやすいし、コーヒーの知識が増えるにつれて、たとえ知らない単語に出合ったとしても、「あのことかな?」と自然に推測できるようになります。
つまり、「好き」を英語学習に応用することで、英語そのものが「勉強」にならなくなるのです。
僕は小さいころ、近所に住む少し年上の友達と公園の砂場で一緒に遊んでいた記憶があります。あのときは砂遊びがどうしようもなく楽しく、時間なんて一切忘れて没頭できました。
当時のことを、母は、「あなたの日本語、砂遊びですごく伸びてビックリしたのよね」とよく話します。でももちろん日本語能力を伸ばす目的で砂遊びをしていたわけではなく、好きな「砂遊び」に没頭した結果、日本語能力が付随的に伸びたのです。
同様に、好きなことのために英語を使う方が、英語を吸収するスピードは速くなるし、ストレスなく英語に触れられるので、圧倒的に継続できます。
やる気やモチベーションを向ける対象を「英語」にするのではなく、英語を使った別の何かに目的をすり替えることで、結果的に英語学習へのモチベーションは長続きするのだと思います。
目的の明確化とやるべきことの細分化
「英語力」と一言で言ってもその範囲はかなり広く、分野もさまざまです。例えば、僕は経済学やカフェの話は理解できますが、政治や法律のこととなると目が点になるくらい何も頭に入ってきません。話す内容が頭の中にないので、当然ながら、そのトピックについて英語で話すこともできません。
それぞれ程度の差はあるかもしれませんが、人によって必要な「英語力の種類」は異なります。
英語を、どんな内容について、どのような目的で、どんな状況で使うのか、を明確にすることで、自分にとって必要な「英語力」が見えてくるでしょう。
英語学習の目的が見つかる9つのポイント
- 英語を勉強する理由は何か?
- 英語を勉強した先には何が待っているのか?(将来像など)
- 英語はその目標にどのように影響するのか?
- その目標を達成するためにはどんな英語力が必要か?
- 英語力を数値化できるものはあるか?(TOEFLやIELTSなど)
- 数値化できる場合、どのくらいのスコアが必要か?
- いつまでにそのスコアを取得するのか?
- そのスコアを取得するためにどんな勉強をすべきか?
- 1日に何の勉強をどれだけすべきか?
少し難しいと思うので、大学院に進学する前の僕の例を紹介します!
目標設定例(ちーやの場合)
- メルボルン大学に進学するため
- 国際開発に携わる人材になる
- 知識の大幅な増強、キャリア幅の拡大
- コミュニケーションベースの英語能力(リスニング、スピーキング)
- IELTS
- IELTSで最低でも7.5
- 2016年10月末までに取得し、ブリッジング英語プログラム(※1)に滑り込む
- 大学ではリスニングやスピーキングが圧倒的に必要になるので、専門用語や表現を覚えつつ、シャドーイングで使える英語力にする
- 1日に1時間の暗記と、最低2時間のシャドーイングが必要
※1 ブリッジング英語プログラム:大学・大学院入学前の英語研修プログラム。
ここまで目標を落とし込むと、1日にやるべきことが明確に見えます。遠い目標だったものが一気に現実的になるので、やる気も湧いてきます。
ぜひやってみてください!
資格試験の勉強の先に理想の自分を見る
TOEICやTOEFL、そしてIELTSなどの英語資格試験を受験しなければならない場合は、どうしても「英語」を意識してしまうと思います。「英語の勉強」が頭をよぎるだけで英語学習のモチベーションは下がりやすいし、取り組むまでのハードルも上がってしまいますよね。
特にリーディングやリスニングは、必ずしも自分が興味のある分野が出題されるとは限りません。社会問題や哲学など、自分の知識が浅いものが出題されたときほど絶望する瞬間はないと思いますが、そういうときこそ、目的を明確にすることがすごく大切なのだと思います。
僕の場合はIELTSの受験が必須でしたが、当時、英語の勉強に対するモチベーションを保つことができたのは、「海外の大学院で自分の好きなことを勉強したい」という気持ちがすごく強かったからです。
- 海外の大学院で好きなことを学ぶ自分
- 英語を使って将来好きな仕事をしている自分
- 海外の友人が増え、自分の考えや思いを自由に伝えられる自分
など、英語の資格試験の先に理想の自分を想像できるかどうかで、英語資格試験へのモチベーションは大きく違ってくるのではないかと思います。
どうしてもやる気が出ないときは選択肢を絞る
どうしてもやる気が起こらないときは、1日にやるべき選択肢を絞るのが、すごくおすすめです。
「1日に〇〇しなければならない」と考えるより、「1日にこれさえやればOK!」と考えるだけで英語学習のハードルは下がるし、気持ちがグッと軽くなるので取り組みやすくなります。
大学院時代、ある先生が次のようにおっしゃっていました。
やるべきことが多いときは、できなかったことを考えるようになるので自己否定が加速するが、選択肢を絞ると、その日にできたことを考えるようになるので、自己肯定感が上がり、結果、生産性が増加する。
つまり、選択肢を絞ることで、英語学習における一種の「義務感」のような重荷が薄れるので、気軽に取り組めるようになり、結果として英語の勉強が継続できるようになります。
仕事や家事などで忙しく、英語学習に割く時間が少ない人ほど、その日にやるべきことを絞ってみてください!
英語学習へのモチベーションは、いかに「好き」を盛り込むか
「好きこそものの上手なれ」という言葉通り、英語学習もいかに自分の「好き」を盛り込めるかがすごく大切だと思います。
机に座り、難しい単語や複雑な英文法を学ぶことだけが念頭にあると、やる気はなくなってしまうし継続するのも一苦労ですが、そこに自分の興味・関心を組み込むことで、英語学習の「勉強」という縛りから抜け出すことができます。
自分が興味・関心のあることを英語で学び、やる気が起こらないときは目標を明確にし、1日にやるべき選択肢を絞って、英語学習を進めてみてください!
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