ただ聞くだけじゃもったいない!好きな洋楽で「英語学習by音楽」に挑戦してみた!【EJ特派員】

アルクの英語学習誌『ENGLISH JOURNAL(EJ)』の読者が、EJを使った感想や自らの英語力を生かした取材など、編集部とは違った独自の視点で「おもしろ&お役立ち」英語情報をレポートする「EJ特派員」の活動。EJ特派員のKAZUさんがEJ5月号を参考に、好きな洋楽を使って「英語学習 by 音楽」を実践した様子をご紹介します。

EJ特派員が曲を一つ選んで英語学習をしてみた!

こんにちは、「EJ特派員」のKAZUです。

EJ5月号のInterview 2に、ボクの大好きなイギリスを代表するミュージシャンでメロディーメーカーのノエル・ギャラガーさんが登場するということで、真っ 先に そのインタビューを聞きました。人気トーク番組のホストとの面白いやりとりを聞くことができます。Interview 1も同じく人気トーク番組から、ジョン・ボン・ジョヴィさんが登場しました。

今回のEJは、全体的に「音楽」がテーマになっています。「名曲で学ぶ洋楽英語」というタイトルで、70年?90年代の名曲セレクションから、著名人&英語の達人の思い出の曲紹介、洋楽を使った学習法まで、音楽と絡めた内容が特集されています。

ボクは洋楽、特にUKロックが大好きでいつも聞いているんですが、今回の特集を読んでふと思ったのは、「洋楽を音として聞いているだけで、英語として吟味していない」ということでした。「著名人&英語の達人の思い出の曲紹介」を読むと、皆さん曲から勇気や元気をもらっているのはもちろんのこと、英語の歌詞から使えるフレーズを学ばれているんですよね。

今までたくさんの洋楽を聞いてきたのに、メロディー中心に聞き流していただけなんて、「なんてもったいなかったんだろう!」とひしひしと感じました。ということで、今回は「EJ特派員が曲を一つ選んで英語学習をしてみた!」と題して、実践した方法とその記録をつづっていこうと思います。

曲選びからスタート!

曲を使って英語学習をする前に大事なのは、曲選びだそうです。「基本的に自分で歌ってみたいと思う曲を選ぶ」と書いてあるので、即決断しました。

オアシスの「Rock ‘n’ Roll Star」です!!

オアシスの曲はどれも好きなのですが、特にお気に入りの曲がこれです。洋楽を聞き始めたり、オアシスにハマる きっかけ となったりした曲で、いつもこの曲からパワーをもらっています。

避けた方がよい曲として6つのポイントが挙がっていて、そのうちの一つ、「歌詞にスラングが多い曲」という点が 心配 でしたが、彼らの普段の発言にスラングが多くても曲にはそこまで入っていないだろう、ということで迷わず即決しました。

歌詞をチェック!

本特集では、「英語学習 by 音楽」を効果的に行うための6つのステップが紹介されていて、このステップ に従って トライします。

1.ディクテーション:歌詞を書き取る
2.ディクテーションのチェック:書き取った歌詞を確認
3.歌詞を理解する
4.歌いながら歌詞を覚える
5.独唱する
6.歌詞をライティングとスピーキングに応用

まずはステップ1のディクテーションから。何度も聞いている曲ですが、まずは歌詞に耳を傾けつつ、数回繰り返して聞きます。その後、ディクテーション開始。流しっぱなしだと書き取っている最中に次のフレーズに進んでしまうので、停止・再生をうまく使いながら書き取りをします。

ディクテーションを終えたら、歌詞カードで確認します。ネットでも検索すればヒットしますが、ボクはApple Musicの歌詞表示機能で確認しました。この機能はとても便利で、聞きたい歌詞のフレーズをクリックすると、その部分から再生が開始されます。そのため歌詞の確認と実際にどのように歌われていたかを瞬時に確認できます。

さすがに聞き慣れた曲だけあって、Aメロ、Bメロ、サビは聞き取れていて、最後のサビに向かうCメロのところで聞き落としが2カ所あっただけでした。

歌詞がわかったところで、歌詞を自分なりに解釈し、実際の和訳と照らし合わせてみます。最近はあまり歌詞の一字一句の意味を考えることがなかったので、新鮮な感じがしました。

ちなみに ボクが日本語訳の確認のために参考にしたサイトはこちら↓

lyriclist.mrshll129.com

歌いながら歌詞を覚える!

歌詞とその意味が理解できたら、あとは歌いながら覚えます。まずは、歌詞カードを見ながら音楽に合わせて一緒に歌うオーバーラッピング。次に、歌詞カードを見ずに音を聞きながら聞こえた通りに すぐに 後について歌うシャドーイング。

今回選んだ曲、オアシスのRock ‘n’ Roll StarはAメロとBメロがそれぞれ同じ歌詞で繰り返されることもあり、とても覚えやすく、歌詞カードを見ずにオーバーラッピングすることができました。しかも非常に高揚感がある曲なので、”Tonight, I'm rock ‘n’ roll star”と繰り返し歌うだけで気持ちが高まりました!

語句、表現を抜き出してインストール!

中高で習う基本語彙で構成された歌詞にも何か参考になる表現があるはず!ということでいくつか抜き出してご紹介しますね。

The day’s moving just too fast for me毎日があっという間に過ぎて行く

I’ve gotta slow it right down
この辺で落ち着こうぜ

People say, “It’s just a waste of time”
人は「そんなの時間の無駄だ」と言う

実は、今回の 取り組み をするまで、「歌詞の世界は難解だから、英語学習にはあまり役に立たないだろう」と思っていました。でも実際に取り組んでみると、今までなんとなく口ずさんでいたお気に入りの曲の内容がよく理解できるようになり、意外と普段そのまま使える表現が歌詞に含まれていることがわかり、すごく有意義な学習方法だなと思いました。

これから、「英語学習 by 音楽」で楽しみながら英語を学んでいきたいと思います!

音楽を通じて英語力を強化したい人におススメの参考書はこちら!
[音声DL付]ロックスターの英語 インタビュー集2015~2020 EJ編集部精選シリーズ
  • アルク
年間購読なら1冊分お得!

Kazu 東京生まれ。首都圏で英語を教えています。外国語(英語)科教員免許保有、英検1級、TOEIC L&R980、国連英検A級取得。約9カ月のイギリス語学留学の経験から、イギリス英語とイギリス文化が好きになり、イギリス愛を貫き突き進んでいこうと決心しています。
ブログ: https://eigo-note-edu.com
Twitter: https://twitter.com/eigo_note_edu

【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。

語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発

  • スマホ相手に恥ずかしさゼロの英会話
  • 制限時間は6秒!瞬間発話力が鍛えられる!
  • 英会話教室の【20倍】の発話量で学べる!

SERIES連載

2024 11
NEW BOOK
おすすめ新刊
名作に学ぶ人生を切り拓く教訓50
詳しく見る