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「確信」を表すconvictionとconfidenceの違いは何?電子辞書活用法!【EJ特派員】

「確信」を表すconvictionとconfidenceの違いは何?電子辞書活用法!【EJ特派員】

アルクの英語学習誌『ENGLISH JOURNAL(EJ)』の読者が、EJを使った感想や自らの英語力を生かした取材など、編集部とは違った独自の視点で「おもしろ&お役立ち」英語情報をレポートする「EJ特派員」の活動。今回はEJ特派員のKAZUさんが、電子辞書を購入してボキャビルに挑戦した様子をご紹介します。

EJ6月号で気になった表現を電子辞書で調べてみた!

こんにちは、「EJ特派員」のKAZUです。

突然ですが皆さん、語彙学習はどうしていますか?

ボクはEJを使って学習する際は、リスニングを何度かした後にスクリプトをチェックし、知らなかった語彙をペンでマークしてから脚注を見て確認するか、スマホの辞書アプリでささっと意味を確認します。その後は音読やリスニングで頭の中に刷り込むようにして学習しています。

しかし、リスニングやリーディングで意味をつかむ「受動語彙」として理解できる語彙は増えていくのですが、スピーキングやライティングで発信する際に必要な「能動語彙」としては、「自分の英語回路に内在化ができていない」という感じがしています。

そこで、「もっと語彙を丁寧に扱い、自在に使えるように語彙と仲良くなろう!」と思い、ゴールデンウィークに電子辞書を購入しました!電子辞書にはたくさんの英和辞典・英英辞典が収録されており、すべての辞書から語の定義だけでなく、例文も検索できるのでとても便利です。

今回は、「EJ6月号で気になった表現を電子辞書で調べてみた!」ということで、実際に調べてメモしたものをご紹介します!

例文で語彙の使い方がわかる!

まずは、世界のイベントを紹介するWorld Event Tripというコーナーのプライドパレードを紹介する英文からです。

One of the earliest Pride parades was held in New York City in 1970, and since then, parades have sprung up across the world to become an annual community celebration.
初期のプライドパレードの一つは1970年にニューヨークで開催され、それ以降パレードは世界中で行われるようになり、年に1度のコミュニティーの祝い事になりました。

ここで気になったのは、「生じる」という意味のspring upです。英語に触れているとよく見る表現です。

『ジーニアス英和辞典』によると、springの原義は「突然飛び出す、跳ねる」と書かれてあります。そこから、副詞upを伴って「急に現れる、突然やってくる、急に飛び出す、急成長する、芽を出す」という意味になります。

spring upで検索すると、『ロングマン現代英英辞典』では、to suddenly appear or start to existと定義されています。例文には、Fast-Food restaurants are springing up all over town.というのがありました。ある日突如として生まれ、存在していくイメージですね。

さらに使い方のイメージを広げるためにほかの例文を探してみました。

『新英和大辞典』では、

The sweat sprang up on his forehead.(汗が彼の額に吹き出た)

Strange thoughts spring up from lonely contemplation.(一人で考え込んでいると妙な考えが起こる)

An attachment sprang up between him and her.(彼と彼女の間に愛情が芽生えた)

A breeze began to spring up.(そよ風が立ち始めた)

と、たくさんの例文が出てきました。これらを見ると、さまざまな物や事象が急に現れることに使えるということが認識できます。そのまま使える表現もありますね。

ほかの表現との違いがわかる!

続いて、世界のニュースを紹介するNews Spotlightのコーナーで扱われた、イギリス人司会者のピアース・モーガン氏がメーガン妃を批判し、番組を降板することになったニュース記事からです。

If I have to fall on my sword for expressing an honestly held opinion about Meghan Markle and that diatribe of bilge that she came out with in that interview, so be it.
私がメーガン・マークルに対して持った正直な意見を表明することや、彼女があのインタビューで語ったばかげた話が原因で、私が職を辞さなければならないなら、それで結構です。

come out with ~ で「~と口に出す」という意味ですが、speak、say、talk、expressなどほかの英単語も使えそうなところで、どうしてこの表現を使っているのだろうかと思い、調べてみました。

『ジーニアス英和辞典』では、「(出し抜けに)(衝撃的[失礼]なこと)を言う」、『オーレックス英和辞典』では、「(びっくりするようなこと)を(出し抜けに)口に出す、言い出す」、『オックスフォード現代英英辞典』では、to say something, especially something surprising or rudeと記載されていました。

「周囲が驚くようなことを、包み隠さず、そのまま尖った表現で口に出す」というところでしょうか。こうやって調べていくとほかの表現との違いがわかるだけでなく、頭の中にイメージを付けやすいですよね。

辞書で調べることで思わぬ発見がある!

最後にInterview 1より、アンソニー・ホプキンスさん主演の映画『ファーザー』で、監督・脚本を担当したフランスの戯作家フロリアン・ゼレールさんの言葉からです。

So I had the conviction that something was at stake to share emotions with people.
そこで、人々と感情を共有することに大きな意義があるのだと確信しました。

convictionという単語を検索しました。

『ジーニアス英和辞典』によると、「(犯罪に対する)有罪判決、有罪」という意味と、「(事実に基づく)信念、確信」という意味があり、ofもしくはthat節が続くとあります。ここでの意味は後者の方になります。

さらに辞書には、「事実に基づかない確信はconfidence」と書いてありました。このような微妙なニュアンスの違いは、新しい発見でした。例文を見てみると、

I have a strong conviction concerning her innocence that she is innocent.
彼女の無罪を固く信じている

『オーレックス英和辞典』では、

It is my firm conviction that he will bring home the gold.
彼が母国に金メダルをもたらすだろうと私は固く信じている。

とありました。convictionは「何かしらの根拠があって確信を持っている」というニュアンスなので、ここでの例文の言外には何かしらの事実に基づく確信があるのだろうと想像できますね。

また、引用したフロリアン・ゼレールさんの言葉の中に、at stakeという表現があり、それは「(大切なものが)賭けられて、かかって」という意味ですが、どのように使われるのかピンと来なかったので例文を検索しました。

『ジーニアス英和辞典』では、

Regional stability is at stake.(地域の安定が危険にさらされている)

Millions of lives are at stake.(数百万もの命が失われようとしている)

というのがありました。時事的な内容の英文で目にすることがありそうですし、ライティングでそのまま使えそうな表現ですね。

EJ単語帳を活用する、語彙ノートを作る

EJには「今月のEJ単語帳」という語彙リストが付いています。EJのメインコンテンツに出てくる重要単語の意味と例文が書かれているので、これも活用していきたいと思います。

また、調べた語彙をノートにまとめるようにしています。今までは、EJに出てきたお気に入りの表現や覚えたい表現にマーカーを引くだけだったのですが、これからは電子辞書で調べたものをこまめにノートにメモして、受動語彙だけでなく能動語彙も増やしていきたいと思います!

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KAZU

KAZU約9カ月のイギリス語学留学を経て2007年4月から英語を使う仕事に就き現在に至る。仕事の幅を広げるため試行錯誤しながら英語学習中。やりたいことが多過ぎるのが悩みであるが、イギリス愛を貫き突き進んでいこうと決心している。
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