間違いを気にせず、英語でどんどん話そう!それは大変いいことですが、ネイティブ・スピーカーから見て「これだけはやめたほうがいい!」という表現も存在します。書籍『英語表現まちがいさがし 日本人のちょっとズレた英語50』から紹介します。
wish の使い方は要注意!
hope も wish も「望む」を意味するごく簡単な単語ですが、使い方には注意が必要です。
ケンカをしたカップルが仲直りするのを見ていたAさん、Bさん。この2人がこんな会話をしました。
A:Are they going to be OK?(あの人たち、大丈夫かな?)
B:I wish.
Bさんの返事は一見何の問題もなさそうですが、ネイティブ・スピーカーならさらに心配になってしまうかも。
実は、hopeには「実現する可能性が高いことを願望」というニュアンスがありますが、wishにはありません。wish は「実現する可能性が低いことを望む」というニュアンスです。
そのため、実現する可能性が高いこと(この場合はカップルがうまくいくこと)に対して使うと、「まさか。無理でしょ」という強い皮肉に聞こえてしまいます。この状況なら、I hope.(だといいな。)と答えたほうがいいでしょう。
可能性が高いことを望むなら hope、可能性が低いことを望むなら wishです。
幸運を祈るときは wish を使おう
「良いことが起りますように」と相手の幸運を祈るときは wish を使います。
Wish you luck!
幸運を!
I wish you a Merry Christmas.
良いクリスマスを過ごせますように。
願掛けはwish、と覚えておきましょう。
まとめ
hopeも wishも「望む」と覚えておいて間違いではないのですが、実際の会話で使うときには微妙なニュアンスの違いにも注意したいものです。
可能性が高ければ hope、低ければ wish、願掛けは wish です。しっかり覚えて、ぜひ使ってみてください!
構成・文:GOTCHA!編集部
GOTCHA(ガチャ、gάtʃə)は、I GOT YOUから生まれた英語の日常表現。「わかっ た!」「やったぜ!」という意味です。英語や仕事、勉強など、さまざまなテー マで、あなたの毎日に「わかった!」をお届けします。