「英語学習の苦楽と秘けつ」をネイティブ、ノンネイティブが本音で語る!

英語学習をしている人であれば、学習の方法に迷ったり、英語力が伸び悩んだりと、つまずいた経験の一つや二つは誰でもあるのではないでしょうか。今回は、「 1000時間ヒアリングマラソン 」に収録されているコンテンツ「気になる話題でトーク!」より、スピーカーたちが「英語学習の苦楽と秘けつ」について語り合うシーンをご紹介。自分ならどう思うか考えながら記事を読んでみてください。

壁を破るために必要なこととは?

ここでご紹介するフリートークでは、日本に住む3人のネイティブ・ノンネイティブスピーカーたちが、日本人の英語学習や自身の日本語学習経験に基づいて、英語を効率よく習得するための意見を交わしています。彼らの異なるバックグラウンドによるアドバイスははっとさせられることもしばしば。多様な視点に基づく意見に注目しながら、話の内容を追ってみましょう。

シーン1 努力とアプローチのズレ

スピーカー:Cody(コーディ)
出身:アメリカ

Cody: Japanese people are generally, essentially spend their entire, like, scholastic life, like, studying English ... So, I mean, it’s not for a lack of effort that they want to speak English. I think maybe the problem is they approach studying second languages the same way they approach studying Japanese originally.
コーディ:日本人はほとんどの場合、基本的に、 学生生活の間ずっと英語の勉強をして過ごすんです。 だから、つまり、努力が足りないわけじゃない、 英語を話したいという。 思うんですが、たぶん問題は、 第二言語を学ぶに当たって、 自分たちが最初に日本語を学んだときと同じように取り組んでいることでしょうね。

学生時代から英語を学んできたのになかなか話せない……。その原因は「学び方」にあるのではないかという指摘はするどいですね。

シーン2 アジア系外国人ゆえの苦労

スピーカー:Jennifer(ジェニファー)
出身:中国

Jennifer: Yeah. I mean, for me, it is like I can understand Japanese and, I speak Japanese since I live here so long. And also being, as foreigner, uh, my appearance is (an) Asian look, so I don’t have any situation that I talk in English. They will assume I’m Asian, so, um, not like the other, I mean, different race. So for being Asian foreigners, we were kind of, like, pushed to learn Japanese.
ジェニファー:そうね。というか、私の場合、日本語を理解できるし日本語を話せるんですよね、 この国にかなり長く住んでいるから。 それに外国人という立場であっても、 私の外見はアジア人の顔立ちだから、 英語で話すような状況にはなりません。 周りの人は私をアジア人だろうと見なして、 他の人種だとは思いません。 それで、アジア系の外国人だという理由で、 日本語を学ぶよう強いられている感じがするんですね。

外見的な理由から日本語習得を迫られる状況が浮き彫りになっていますね。社会的視点から「学習環境の違い」を指摘する気付きの多い指摘です。

シーン3 間違いを恐れる心理

Cody: Communication’s probably the most important thing, but also the most difficult thing. And then, uh, within that, people are always just afraid to make mistakes, right? Like, when they’re speaking English with someone or if they’re speaking Spanish or Chinese, they’re like, “Oh, if I’m, say something wrong, people are gonna laugh at me or, or not understand. I’m so nervous.” I think, uh, the most important thing is getting past that stuff.
コーディ:コミュニケーションは、たぶん、最も大事なことだけれど、 最も難しいことでもある。 でもだからこそ、 人は常に、間違えることを本当に怖がるんですよね? 例えば、誰かと英語で話しているときであっても、 スペイン語や中国語で話しているとしても、 こうなるんです、「ああ、もし何か間違った言い方をしたら、 笑われてしまうか、理解してもらえなくなる。 すごく緊張する」って。 それを乗り越えるのが一番大事なことだと思います。

「間違いを恐れずに話すこと」は、まさにその通り。語学学習の本質を突いていますね!

シーン4 自信を持つこと

スピーカー:Luis(ルイス)
出身:スペイン

Luis: I think that’s one of the breaking points, when you go over that point, of having enough confident. I think is when you actually start learning way faster. But I think it’s very hard to reach that point. And when I’m, see people that their language level is way lower than mine, but they are going over the point, I’m always feel so jealous. I always think, “Why they can do it? They clearly speak less than I do, but they are not afraid.” And I met some of those people two, three years later. They were more fluent than me, just because they weren’t afraid.
ルイス:突破口の一つだと思うのが、 あるポイントを越えた時ですね、 十分な自信を持つというポイントです。 実際に身に付くスピードがはるかに上がり始める時だと思うし。 ただ、そこに至るのがすごく大変ですよね。 僕は、ある人たち、語学レベルが自分よりずっと低い人たちを見ていて、 彼らがそのポイントを越えると、 いつも、すごくうらやましくなるんです。 いつも思います、 「どうしてあの人たちにはできるんだろう? 明らかに僕よりしゃべれないのに、 怖がらないなんて」って。 それで、そういう人たちの何人かと2、3年後に会ったんです。 彼らは、僕よりずっと流ちょうになっていました、 怖がらないっていうだけの理由で。

何をしたら自信を持てるようになるかは、日ごろの学習の積み重ねと言えそうですね。

チャレンジ!クイズで確認

紹介したシーン1~4に含まれている英語表現についてのクイズに挑戦しましょう。話の内容を思い出しながら答えてみてください。

Q1. 空欄に入る言葉を選びましょう。
Japanese people spend their entire ______ life studying English.
A) scholastic B) musical C) athletic D) artistic

Q2. “the same way they approach studying Japanese” の意味は?
A) 日本語と同じ難しさを感じる
B) 日本語と同じ方法で学ぶ
C) 日本語の代わりに学ぶ
D) 日本語の知識を使って学ぶ

Q3. 空欄に入る言葉を選びましょう。
"My _______ is an Asian look, so people assume I’m Asian."
A) performance B) disappearance C) appearance D) reference

Q4. "I speak Japanese since I live here so long."のliveは、どう表現するのが自然?
A) lived B) have lived  C) am living D) have been lived

Q5. "So for being Asian foreigners,"のforeigner に最も近い意味は?
A) citizen B) outsider C) local D) resident

Q6. "People are always just afraid to make mistakes, right?"のmistakesに最も近い意味は?
A) plan B) chance C) courage D) error

Q7. fluent に最も近い意味は?
A) noisy B) awkward C) skillful D) shy

Q8. "... when you go over that point, of having enough confident."のconfidentは、どう表現するのが自然?
A) confidence B) confidential  C) difference D) different

解答
Q1. A) scholastic(学業の)
Q2. B) 日本語と同じ方法で学ぶ ★the same way=同じ方法で。
Q3. C) appearance(外見)★ここでは「アジア人の外見」の意味
Q4. B) have lived ★ 現在完了形を使って「ここに長く住んでいるから」とするのが自然。
Q5. B) outsider ★ foreigner=外国人。ここでは文脈的に「外部の人」というニュアンス。
Q6. D) error ★mistake=「誤り」なので、error が同義語。
Q7. C) skillful ★fluent=流暢な。skillful(熟練した)が近い意味。
Q8. A) confidence ★confident は形容詞なので、名詞confidenceが正しい。

フリートークで学ぶメリット

一般的な教材の英語は、分かりやすく整えられているものが多くスピードも抑えてあるものがほとんどです。しかし、実際の会話では「言い直し」「口ごもり」「スラング」「省略」などが多用されます。フリートークのような「生の英語」を聞くことで、「ネイティブはこういう表現を使うんだ」「こういう場面ではこう答えればいいんだ」という実感が得られ、自然な表現力、発信力のアップにつながります。その他にも、以下のようなメリットがあります。

  • リスニング耐性がつく
    教材のクリアな音声とは違って、生の英語では話す人によってなまりやスピードがばらばらです。これに慣れておくと、映画や海外旅行、ビジネスの現場など「実際の英語環境」でも戸惑いにくくなります。
  • コミュニケーションのハードルが下がる
    生の英語では、多少文法が崩れていても会話は成立します。これを体感すると「完璧じゃなくても通じる」という安心感を得られ、間違いを恐れずに話す勇気が持てるようになります。また、時事問題や日常の疑問など“旬の話題”が多いため、自分の考えをまとめる練習にもなり、自分の意見を英語で表現する力が鍛えられます。
  • モチベーションが続きやすい
    生の会話にはユーモアや感情の起伏があるため、単なる勉強以上に「物語を聞いている感覚」で楽しめます。興味が続くことで、自然に学習時間も積み重なっていきます。

つまり、本番さながらの雰囲気を感じながら学習できるので、実践力を高めるのに近道の学習法と言えるでしょう。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

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