英語を話すのは「英語圏の人」だけではありません。「ノン・ネイティブ」の多種多様な英語を、世界を旅するように楽しみましょう!
今回のスピーカー
Su Zhiwei 蘇 智偉(そ ちい) さん
30代/エンジニア
アメリカ滞在歴 3年
聞き取りの難易度(1:易→5:難) 4
音声を聞いてみよう!
※音声には、インタビュアーの声も含まれています。
※発言されるべき部分で抜けている箇所を( ) で、言い間違えている部分で本来の正しい表現を[ ] で、英文中に補足しています。
Q. 出身地について教えてください。
China is very (7)busy, yeah. Uh, you have a lot of the famous city or famous (8)the travel. My city, uh, (9) another is a flower city. In all the season, like a spring.
中国はとても人が多いですね、はい。有名な街がたくさんあって、観光地も多いです。私の街の別名は、花の街です。一年中、春みたいなんです。
(1)I from south . . . ★正しくは I’m from the south。 (2)Hong Kong 香港 ★中華人民共和国の南部にある、一国二制度による特別行政区(1997- )の通称。東京都の約半分の面積に700 万人余りが住む。 (3)Guangzhou 広州 ★中国南部広東省の省都で、上海、北京に次ぐ3番目の人口を誇る大都市。 (4)bi-- ★bigと言おうとしたと思われる。 (5) billion ★正しくは million。広州市の人口は 約1400万人。 (6)Beijing 北京 ★中華人民共和国の首都。 (7)busy 慌 ただし い、にぎわっている (8)the travel ★正しくは travel spots。 (9) another ★ another nameと言おうとしたと思われる。
Q. 時間があるときは何をしますか?
(10)kid ★正しくは kids。後出のkidも同様。 (11)6 months ★ここでは直前に the other isが必要。
Q. 仕事や将来の夢について教えてください。
My dream is become an (16)enterpriser, like, (17)start up a new company. Or, like, now I am in United State . I want to use my technology and (18) run some business (19)betweens China and United State .
私の夢は企業家になることですね。新しい会社を立ち上げたいです。今私はアメリカにいます。自分の技術を使って、中国とアメリカの間で、何かビジネスをしたいです。
(12)come ★正しくはcame。 (13)United State ★正しくはthe United States。以降も同様。 (14)software engineer ソフトウエア・エンジニア ★コンピューターを動かすプログラムや ソフトウエアを設計・開発する職業。 (15) in charge of ~ ~ を担当して ★ここでは直前にamが必要。 (16)enterpriser 企業家、事業家 (17)start up ~ ~(事業など)を始める (18) run a business 事業を営む (19)betweens ★正しくは between 。
Q. 英語学習で難しいことはありますか?
Uh, I say more talking, more practice . And take (21)the class in the PC, like the communicating class is good, ha-ha.
(上達のためには)たくさん話して、たくさん練習することですね。パソコン(オンライン)でレッスンを受けています、会話のレッスンはいいですよ、ハハハ。
(20)pronunciation 発音 (21)the class in the PC ★正しくはonline lessons。
解説:発音に癖があり、聞き取りにくい英語
billion 、third、pronunciationなどの語の発音が正確ではない場合があり、ほかにも聞き取りにくくなる特徴が全体的に見受けられます。例えば、 run の語頭の/r/の発音が身に付いていなかったり、from、south、have、 timeなどで語末の子音がほとんど脱落しています。come、am、becomeなどでは、語末の両唇音/m/が唇を閉じずに発音されて/n/になってしまっています。また、thの発音は、/s/、/d/、/t/の音で代用されることが多く、thirdでは/s/になったりしています。また、isや business などの/z/は無声化して/s/になる 傾向 があります。
龍谷大学教授。イギリス、リーズ大学大学院修士課程修了。大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了、博士(言語文化学)。専門は音声学、言語学、英語教育。著書に 『英語で歌おう! スタンダード・ジャズ』 『「世界の英語」リスニング』 (いずれもアルク)がある。
本記事は『ENGLISH JOURNAL』2017年12月号に掲載された記事を再編集したものです。