India インド【世界の英語】

India インド【世界の英語】

英語を話すのは「英語圏の人」だけではありません。「ノン・ネイティブ」の多種多様な英語を、世界を旅するように楽しみましょう!

今回のスピーカー

Manpreet Kaurさん

20代/学生

アメリカ滞在歴 2年

聞き取りの難易度(1:易→5:難) 2

音声を聞いてみよう!

※音声には、インタビュアーの声も含まれています。

※発言されるべき部分で抜けている箇所を( ) で、言い間違えている部分で本来の正しい表現を[ ] で、英文中に補足しています。

Q. 出身地について教えてください。

I’m from India, (1)Punjab. That’s (2)a Asian country.

Uh, I’m from, like, a (3)backwater area--it’s like a village. My village name, it’s, um, (4)Mojowal Majara. That’s, um, we’re still, like, um, doing, uh, kind of, like, old things like--yeah, traditional, like, um, housewives and (5)farming, like that.

インドのパンジャブ州出身です。アジアの国です。

故郷は僻地(へきち)という感じの、いわば村です。村の名前はモジョアル・マジャラです。村の住民たちは、今も昔のままのやり方で―そうです、伝統的な生活をしていて、例えば主婦とか農業ですね。

語注

(1)Punjab パンジャブ州 ★インド北西部の州。 (2)a ★ 正しくはan。 (3)backwater 僻地、田舎 (4)Mojowal Majara モジョアル・マジャラ村 ★パンジャブ州、ナワーンシャフル県の村。 (5)farming 農業

Q. 仕事について教えてください。

Um, I have m--uh, (6)Subway job. So, I work, uh, three or four days. I really like working.

The Subway job, I like to, uh, serve a food for the people and make it with love, not, like, (7)angry. So I like to make it with love, to serve the people, and (8)the good customer service.

サブウェイで働いています。(週に)3、4 日です。働くのはとても好きです。
サブウェイの仕事で好きなのは、人に食事を出すところや、心を込めてそれを作るところです、怒ったりせずに。心を込めて作って、それをお客さんに出して、いいサービスを提供するのが好きです。

語注

(6)Subway サブウェイ ★アメリカをはじめ各国に店舗を持つ、世界最大のファストフードチェーン。主力商品はサンドイッチ。 (7)angry ★正しくはwith anger。 (8)the good customer service ★正しくはto give good customer service

Q. 学校や将来の夢について教えてください。

My (9)majoring, it’s (10)nursing--(11)RN, a registration nurse.

Just my, like, taking care of my family. I want to do everything for my mom and my dad.

看護を専攻していて、(夢は)正看護師です。

家族の世話ができればいいと思っています。母親と父親に何でもしてあげたいのです。

語注

(9)majoring ★正しくはmajor(専攻)。 (10)nursing 看護 (11)RN ★ registered nurse(正看護師)の略。後出のregistrationは、ここでは「資格を持っている、公認の(registered)」の意味で使われている。

Q. 英語学習で難しいことはありますか?

Because, uh, we have a second language--English, right--it’s really hard to speak, understand. We can’t, if we (12)are understand, it’s hard to describe what we’re (13)think, or what we want to say.

Um, they have to, uh, read newspapers, (14)watching movies, understand the (15)word--(16)noun words, (17)adjectives--and how they use the (18)word: past (19)tense, present tense, future tense. And also, um, like, never (20)lose their confidence--just say whatever you think or what you want to describe. Be confident.

私たちにとっての第二言語―英語ですね、これは話すのも理解するのもとても難しいです。自分が理解できていないと、自分の考えや言いたいことを言い表すのは難しいです。

新聞を読んで、映画を見て、言葉を理解しなければなりません。名詞や形容詞―それから言葉の使い方、過去時制、現在時制、未来時制というように。あとは、絶対に自信をなくさないことですね―思ったことや表現したいことは、何でもそのまま言いましょう。自信を持ってくださいね。

語注

(12)are ★正しくはcan’t。 (13)think ★正しくはthinking。 (14)watching ★正しくはwatch。 (15)word ★正しくはwords。 (16)noun word 名詞語 (17)adjective 形容詞 (18)word ★正しくはwords。 (19)tense 時制 (20)lose one’s confidence 自信をなくす

解説:くせがなく聞き取りやすいインド英語

全体としてくせのない聞き取りやすい発音で、個々の発音もかなり正確ですが、所々に特徴的な発音があります。例えば、oldの二重母音が長母音化したり、country の強勢音節の母音が円唇母音で発音されたり、Englishの-shが/s/になったりしています。また、newspapersやmoviesでは語末子音が無声化気味になっており、majoringの-ingでは、本来は発音されない/g/の音が聞かれます。さらに、アメリカ式発音の特徴であるwork(ing)やunderstandなどrの音色がはっきりと発音されている一方で、notやmom、confidence(confident)などの-o-はイギリス式で発音されており、アメリカ式とイギリス式の発音が混在している印象を受けます。

音声解説:里井久輝(さといひさき)

龍谷大学教授。イギリス、リーズ大学大学院修士課程修了。大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了、博士(言語文化学)。専門は音声学、言語学、英語教育。著書に『英語で歌おう! スタンダード・ジャズ』『「世界の英語」リスニング』(いずれもアルク)がある。

取材:酒巻バレット有里
翻訳:吉田章子

本記事は『ENGLISH JOURNAL』2017年9月号に掲載された記事を再編集したものです。