年末編【キムタツ式クイックレスポンス】

年末編【キムタツ式クイックレスポンス】

どんなに英語を学習しても意外と言えないのが「身の回り」の出来事。キムタツ先生印の「クイックレスポンス」トレーニング(日→英を高速変換)で「言いたいことを英語で言える」ようになりましょう!

第21回 年末編

今回のテーマは年末に関する表現です。下の指示に従って、Let’s get started!

「クイックレスポンス」トレーニングの手順

  1. それぞれの表現を確認します。わからない単語や文法があれば、印を付けておきましょう。
  2. 音声を聞き、表現の意味や発音を確認します。その後、自分で英文を読み上げ、自信のない箇所は音声を聞き直して再確認しましょう。
  3. 音声の英語に合わせて10回ほどシャドーイングしましょう。ネイティブスピーカーと同じように発音することが目標です。
  4. 何度も声に出して読み上げ、英語と日本語をセットにして、しっかりと表現を覚えます。
  5. 日本語だけを見て、即座に英語の表現が言えるようになるまで頭にたたき込みます。何度も何度も反復して練習しましょう。
  6. 音声を流し、日本語が聞こえたら、英語の音声が聞こえてくる前に、自分で英語表現を口に出してみましょう。

これができるまで、挫折禁止!

Japanese
  1. 今年はどんな年でしたかと年末に聞かれるけど、毎年ほとんど似たような年だ。
  2. どの百貨店も年末商戦でにぎわっているが、毎年売り上げは落ちているらしい。
  3. 忘年会が続くと肝臓の数値が気になるが、断れないのでどうしようもない。
  4. 仕事納めは28日だが、欧米のようにクリスマス前からずっと休みだったらいいのに。
  5. 大みそかは故郷に帰り、紅白歌合戦が終わると地元の神社に家族全員で出掛ける。
  6. 我が家は年末必ずお墓参りをして、ご先祖様に手を合わせ、過ぎた1年に感謝することにしている。
English
  1. At the end of every year, I am always asked what kind of year it had been for me, and every year, my answer is nearly the same.
  2. Every department store is extremely crowded during the year-end sales season, but sales have been declining year after year, I hear.
  3. I have year-end parties to attend every single day, so I’m a bit worried about my liver but I hate to turn an invitation down.
  4. The last business day of the year is the 28th. I wish I could have holidays from Christmas Eve through to New Year’s Day like in so many other western countries.
  5. I always return to my hometown on the last day of the year and head to the local shrine with my family after the “Kohaku Utagassen” TV special.
  6. My family never fails to visit our ancestors’ graves at the end of the year, and we put our hands together in their honor and give thanks to the year.

分析と努力」が人を成長させる

今号が発売される時点では、2019年はまだ1カ月以上も残っているのですが、12月号ということで「年末」をテーマにしました。皆さんにとって、今年はどういう1年だったでしょうか? 代わり映えがなかったなぁという人、新しいことを始めたという人、始めたけど挫折しちゃったという人……いろいろあるかと思いますが、どんな場合でも「あの時こうすればよかった」と思い返す部分があるのではないでしょうか。

こういった分析と、そこからの努力こそが人を成長させてくれます。英語の勉強でも同じで、苦手な部分を把握していなかったり、ほったらかしにしていたりしては進歩しません。例えば、リスニングが苦手だとしましょう。だからといって、やみくもにENGLISH JOURNALのCDを聞いても聞き取れるようにはなりません。苦手な理由の分析ができていないからです。語彙力不足原因なのか、トレーニング不足なのか、あるいはそもそも読む力が弱いのかなど、分析を行った上で努力してこそ、力を伸ばすことができるのです。

ちなみに僕の2019年は、新しいことを始めた年になりました。4 月から大阪の専門学校に通って絵を習っているんです。さすがに55 歳の新入生は最年長で、先生方の中には僕より年下の人もいるほどです。

実は、高校生の頃から絵本の世界に挑戦したいと思っていました。英語や教育に関する本は約75冊書いてきたのですが、いよいよ絵本を出したいと考え、絵の勉強を始めたわけです。まだまだ基礎トレーニングの段階ですが、近い将来に絵本を出せるよう、しっかりと学んでいくつもりです。もちろん、ここでも課題や弱点を分析して、努力をすることが大切だと思っています。

若い頃の僕は、何かを続けることができませんでした。何にも真面目に取り組めなかったように思います。それはおそらく、当時の自分についてまったく分析せず、テキトーに机の前に座っていたからだと考えています。来たる2020 年も「分析と努力」を大切にしながら、過去の自分が驚くような自分をつくっていこうと思っています。

これもついでに覚えてしまおう!

  • icicle(つらら)
  • needle ice(霜柱)
  • floor heating(床暖房)
  • Christmas wreath(クリスマスリース)
  • buzzword contest(流行語大賞)
  • the Year of the Rat(子ねずみ年どし)
  • look back on a year(一年を振り返る)
  • make sure of the garbage pickup schedule(ゴミ収集日を確認する)
  • I have a lot of recorded end of year special TV programs on my hard disk.(ハードディスクに年末特番の録画がたくさん入っている)
  • At the end of the year, we clean places or things we don’t clean ordinarily.(年末には、普段やらないところまで掃除する)

木村達哉(きむらたつや):1964 年生まれ。関西学院大学文学部英文科卒業。1998 年から灘中学校・高等学校英語科教諭。著書に「夢をかなえる英単語 新ユメタン」シリーズ、「灘高キムタツの東大英語」シリーズ(いずれもアルク 刊)など。ウェブサイトhttp://www.kimu-tatsu.com/も人気。

Narration:Peter Von Gomm、桑島三幸

本記事は『ENGLISH JOURNAL』2019年12月号に掲載された記事を再編集したものです。