勉強編【キムタツ式クイックレスポンス】

勉強編【キムタツ式クイックレスポンス】

どんなに英語を学習しても意外と言えないのが「身の回り」の出来事。キムタツ先生印の「クイックレスポンス」トレーニング(日→英を高速変換)で「言いたいことを英語で言える」ようになりましょう!

第20回 勉強編

今回のテーマは勉強に関する表現です。下の指示に従って、Let’s get started!

「クイックレスポンス」トレーニングの手順

  1. それぞれの表現を確認します。わからない単語や文法があれば、印を付けておきましょう。
  2. 音声を聞き、表現の意味や発音を確認します。その後、自分で英文を読み上げ、自信のない箇所は音声を聞き直して再確認しましょう。
  3. 音声の英語に合わせて10回ほどシャドーイングしましょう。ネイティブスピーカーと同じように発音することが目標です。
  4. 何度も声に出して読み上げ、英語と日本語をセットにして、しっかりと表現を覚えます。
  5. 日本語だけを見て、即座に英語の表現が言えるようになるまで頭にたたき込みます。何度も何度も反復して練習しましょう。
  6. 音声を流し、日本語が聞こえたら、英語の音声が聞こえてくる前に、自分で英語表現を口に出してみましょう。

これができるまで、挫折禁止!

Japanese
  1. 高校生時代は勉強するのが嫌だったのに、どうして大人になると勉強したくなるのかな。
  2. 英語の勉強が終わったら、中国語とイタリア語の勉強を始めようと思う。
  3. 英語の場合、勉強時間よりも反復回数のほうが大事だと言われている。
  4. いくらたくさんの知識があっても、その知識を使えないと意味がない。
  5. 日本史って、外国人に説明するために勉強するという側面もあります。
  6. 数学と物理が得意だったら、科学者になって宇宙の始まりを研究していただろう。
  7. 楽器の練習をして演奏できるようになると、海外に行ったときに友達を作りやすいとよく言われる。
English
  1. Why do grown-ups who hated studying when they were in high school now want to begin to study?
  2. After mastering English, I feel like learning Chinese and Italian.
  3. When it comes to learning English, it is said that repetition is more important than the amount of time used in studying.
  4. No matter how much knowledge you may have, it is just a waste if you don’t make good use of the knowledge.
  5. The reason you study Japanese history is partly that you have to explain some things to visitors from overseas.
  6. If I had been good at math and physics, I would have become a scientist and studied how the universe began.
  7. It is often said that knowing how to play a musical instrument makes it easier to make friends when you go abroad.

勉強って楽しいのです!

勉強というと英語や数学などの勉強、いわゆる学校の勉強をイメージする人が多いかもしれませんが、広い意味ではスポーツや楽器、絵画、料理など、すべてが勉強なのだと思うのです。田中将大投手は野球を、渋野日向子選手はゴルフを「勉強」してトップアスリートとなりました。

こういった人たちの「勉強」が世界中の人々を感動させ、幸せにしてくれています。勉強とはそういうものです。勉強することで自分のレベルを上げ、それによってほかの人を幸せにすることもできますから、勉強は楽しいものなのです。

さて、英語の勉強の場合、TOEICの点数を上げるとか、英検1級を取得するとか、ややもするとそれ自体が目的になりがちです。もちろんそれらを目標に勉強することは間違いではありません。でも、勉強の先にあるものを意識しないでいると、「TOEIC の点数は高いけれど、英語を使う機会がまるでない」ということにもなりかねません。

せっかく英語力を上げるのであれば、英語を使う目的があった方がいいのは言うまでもありません。初心者であれば、TOEIC や英検に挑戦するよりも、まずはニューヨークでもロンドンでも、英語が必要な場所へ旅行をする計画を立て、そのために勉強するといった目標があった方が挫折しないで済むのではないかなと思います。

海外で気を遣わなくて済むように、といった漠然とした目標よりも、旅行中にPardon? やSorry? を一度も使わない、のような具体的目標を立てるとよりよいでしょう。僕自身、昨年生徒を連れてロンドンに行ってきましたが、3週間一度もSorry? と聞き返さずに済み、「リスニングの勉強をしてきてよかったな」とうれしく思ったものです。

目標を達成するために勉強をするのって、海外旅行もより楽しめるようになりますし、英語のレベルも上げられるのですごくすてきだと思います。昨日までできなかったことが今日できるようになったとすれば、それは勉強のたまものです。だから、勉強って楽しいのです。

これもついでに覚えてしまおう!

  • bookworm(本の虫)
  • certified([専門職の]資格がある)
  • field trip(校外学習)
  • crib sheet(カンニングペーパー)
  • reference book(参考書)
  • perfect score[米]/full marks[英](満点)
  • lay out a goal (目標を立てる)
  • cram for a test in one night(一夜漬けをする)
  • One is never too old to learn. (六十の手習い[学ぶのに遅過ぎることはない])
  • I’m studying for the bar exam to be a lawyer.(弁護士になるため、司法試験に向けて勉強している)

木村達哉(きむらたつや):1964 年生まれ。関西学院大学文学部英文科卒業。1998 年から灘中学校・高等学校英語科教諭。著書に「夢をかなえる英単語 新ユメタン」シリーズ、「灘高キムタツの東大英語」シリーズ(いずれもアルク 刊)など。ウェブサイトhttp://www.kimu-tatsu.com/も人気。

Narration:Bianca Allen、桑島三幸

本記事は『ENGLISH JOURNAL』2019年11月号に掲載された記事を再編集したものです。