夏休み編【キムタツ式クイックレスポンス】

夏休み編【キムタツ式クイックレスポンス】

どんなに英語を学習しても意外と言えないのが「身の回り」の出来事。キムタツ先生印の「クイックレスポンス」トレーニング(日→英を高速変換)で「言いたいことを英語で言える」ようになりましょう!

第17回 夏休み編

今回のテーマは夏休みに関する表現です。下の指示に従って、Let’s get started!

「クイックレスポンス」トレーニングの手順

  1. それぞれの表現を確認します。わからない単語や文法があれば、印を付けておきましょう。
  2. 音声を聞き、表現の意味や発音を確認します。その後、自分で英文を読み上げ、自信のない箇所は音声を聞き直して再確認しましょう。
  3. 音声の英語に合わせて10回ほどシャドーイングしましょう。ネイティブスピーカーと同じように発音することが目標です。
  4. 何度も声に出して読み上げ、英語と日本語をセットにして、しっかりと表現を覚えます。
  5. 日本語だけを見て、即座に英語の表現が言えるようになるまで頭にたたき込みます。何度も何度も反復して練習しましょう。
  6. 音声を流し、日本語が聞こえたら、英語の音声が聞こえてくる前に、自分で英語表現を口に出してみましょう。

これができるまで、挫折禁止!

Japanese
  1. どこに行ってもものすごい人だね。人混みに耐えられないよ。
  2. 朝からセミの声で目が覚めるなんて、都会に住んでいると味わえないね。
  3. 海水浴をするときは、波にさらわれないように気を付けないと。
  4. お盆はご先祖様が帰ってくるんだから、どこにも行かない方がいいよ。
  5. 避暑のために北海道に行ったけど、沖縄より気温が高くてびっくりしたよ。
  6. 夏の山で遭難する人が多いらしいから、準備をしっかりしないとね。
  7. お土産を買い過ぎて、今、私のスーツケースは到着したときよりも重い。
English
  1. Wherever we go, there are just too many people around. I can’t take the crowds.
  2. The screaming cicadas wake us up in the morning. That doesn’t happen to us in the city.
  3. When we swim in the sea, we have to be careful not to get swept up by the waves.
  4. During the Obon holidays, our ancestors return home, so it would be better not to go anywhere.
  5. I went to Hokkaido to escape the heat, but to my surprise, the temperature there was higher than it was in Okinawa.
  6. A lot of people get lost in the mountains in summer, I hear, so we have to prepare well.
  7. I’ve bought too many gifts, so my suitcase is now heavier than when I arrived.

日常からleaveして、心の洗濯!

8月号ですので夏休みをテーマに英語のフレーズを作ってみましたが、いかがでしたか。家族旅行に行く人、遠方の実家へ帰省する人、家でひたすらのんびりする人、宿題や部活に精を出す学生などなど、それぞれに夏休みの過ごし方があると思います。

僕は、夏休みになると日本中を旅することになります。と言っても自由度は低く、全国各地で行われるセミナーなどでお話しするための旅です。毎年7 月末は北海道で開催していますし、今年は8月に入ると東京、横浜、新潟、石川、広島などでセミナーを行います。

『ユメタン』を使ってくださっている学校から依頼をいただくのも夏休み中が最も多く、今年は岡山や福島の学校に伺って、講演や授業をすることになっています。要するに夏休みとは名ばかりで、まったく休みは取れません。それでもいろいろなところに行って、多くの人たちと触れ合うのは楽しいので、忙しくて大変という感覚はありません。

でも、毎年8 月末だけは行方をくらますようにしています。昨年は誰にも告げずに台湾に行ってきました。毎日のブログ更新だけはしていましたが、電話にもメールにもSNS にも反応せず、仕事らしい仕事は一切しないで、行きたい場所に行き、入りたいお店に入り、まったく気を遣うことなく過ごしました。おかげで、帰国してからすっきりした気分で仕事に打ち込むことができました。

この夏もある場所に行こうと思って準備を進めているんですが、台湾では現地の人と現地の言葉でやりとりができればもっと面白かったんだろうなと思ったので、今回は英語圏の地域に行こうと思っています。

皆さんはどういう休暇を過ごしていますか? あるいは、どういう休暇の過ごし方が好きですか? 海外に行く方や、海外からお客さんを迎える方もいるでしょう。その時に、今回紹介した表現が助けになればうれしいです。英語では「休暇」をleave とも表現します。文字どおりしばらく日常からleave して、自分の人生についていろいろと考えてみるのもいいんじゃないでしょうか

これもついでに覚えてしまおう!

  • dog days(真夏)
  • stag beetle(クワガタムシ)
  • sparkler(線香花火)
  • lazy river pool (流れるプール)
  • heat haze(かげろう)
  • sultry(蒸し暑い)
  • heatstroke(熱中症)
  • downpour(土砂降り)
  • The air conditioning is too strong in this room.(この部屋はエアコンが効き過ぎている)
  • Everyone was slacking off because it was too hot today.(今日は暑過ぎて、みんながだらけていた)

木村達哉(きむらたつや):1964 年生まれ。関西学院大学文学部英文科卒業。1998 年から灘中学校・高等学校英語科教諭。著書に「夢をかなえる英単語 新ユメタン」シリーズ、「灘高キムタツの東大英語」シリーズ(いずれもアルク 刊)など。ウェブサイトhttp://www.kimu-tatsu.com/も人気。

Narration:Vinay Murthy、平野佳寿葉

本記事は『ENGLISH JOURNAL』2019年8月号に掲載された記事を再編集したものです。