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現役ビジネスパーソン直伝!雑談から交渉までホントに使える表現集【ブックレビュー】

現役ビジネスパーソン直伝!雑談から交渉までホントに使える表現集【ブックレビュー】

多忙な社会人がビジネス英語を学ぶなら、せっかくですから、現場で「使える」実用的な表現を学びたいもの。ぜひ手に取ってほしい1冊を紹介します。アプリを使えば学習効果も倍増!

現役ビジネスパーソンによる英語表現集

「一生懸命英語を勉強したのに、いざネイティブの前で使ってみたら、きょとんとされちゃった・・・」こんな経験がある人も多いのでは?

忙しい時間を割いて勉強するのですから、相手の心をバシッと掴むような表現を身に付けたいもの。その点、第一線で活躍している現役のビジネスパーソンが書いた本なら安心ですよね。

本書『売上1000億円超!海外営業のプロが教える 世界基準のビジネス英語表現』はまさにそんな1冊です。リアルなビジネス英語表現はもちろん、著者が長年にわたる海外経験で身に付けた知見がぎっしり。仕事で英語を使う人にとって、頼りがいのある先輩や上司のような存在になってくれる本です。

著者はどんな人?

本書の著者、原一宏(はら かずひろ)さんは、メーカーの営業として30年以上、アメリカやカナダでのビジネスに携わってきました。新規開拓から契約交渉、締結まで、まとめた商談はなんと1000億円超!

そんな原さんでも、入社2年目に初めて海外出張をした際には、日本で学んだ英語はほとんど役に立たなかったそう。すでに英検1級を取得していましたが、英語で失敗することも少なくなかったとか。

しかしその後、通算150回以上の出張や計6年間の 現地法人勤務を通して、現地の商習慣や文化を習得。現場で実際に「使える」ビジネス英語を身に付けたのです。さらには、国連英検A級、英語通訳ガイドと、英語の資格も取得しました。

つまり本書には、原さんの30年間の英語とビジネスの経験が詰まっているというわけです。

ビジネスパーソンにマストな表現がいっぱい!

本書は、5つの章に分かれていて、全体で計235例の単語やフレーズを掲載しています。

第1章 日本人が間違って使っている英文

第2章 基本単語の隠された意味

第3章 今すぐ言ってみたいセンテンス

第4章 会話をイキイキさせるイディオム

第5章 ネイティブに一目置かれる表現

1ページ、または見開き2ページに、単語かフレーズを一つずつ紹介しています。毎日少しずつ読んでもいいし、気になるところだけさっと読むのにも便利。社会人の学習にはピッタリです。

簡単だからこそ使い分けたい単語・フレーズ

第1章、2章では、学校で習うごく基本的なフレーズや単語が登場。パラパラとめくってみると「これなら知っている」というものが多いかもしれません。しかし、その使い方や真の意味は日本人にとっては意外なもの。ネイティブと英語でビジネスをするなら、ぜひ知っておきたいものです。

例えば、第1章に出てくる Listen to me. というフレーズ。これなら中学生でもわかります。「私の話を聞いて」ですね。

ところが、ネイティブにとっては、listen to ... には「相手の言葉を注意深く聞く、傾聴する」という意味があるそう。電話会議やウェブ会議などで Can you listen to me? と言うと「ちゃんと俺の話が聞けるか?」という横柄な印象を与えてしまうのです。

ちゃんと話が聞こえているか確認したいなら、次のフレーズがおすすめ。

Do you hear me?

私の声が聞こえますか?

こちらも中学生レベルの簡単なフレーズですが、状況によって使い分けられるかどうかが社会人としての勝負どころです。

単語にも、日本人が知っているのとは違う意味で使われるものがあります。例えば address 。ご存じ「住所、宛先」ですね。しかし、ビジネスシーンでこの単語が出てきたら「対処する、取り組む」「話し掛ける、演説する」という意味の場合があるのです。

We have to address the problem of climate change before it's too late.

われわれは、今のうちに気候変動の問題に取り組まねばならない

The president addressed everyone in the room.

大統領は、その部屋のひとりひとりに向けて語り掛けた

また、「話し掛ける」と言っても、カジュアルなものではなく、大統領や天皇陛下が公の場で国民に向けて「語り掛ける」というようなシチュエーションで使われるそう。address にこんな深い意味があったとは、驚きですね。

海外で活躍するなら覚えておきたい!

第3~5章では、ネイティブスピーカーとより深い信頼関係を築けるようなイディオムや表現を紹介しています。

例えば、ちょっと自信がないときには、こんなセンテンスを付け加えたらどうでしょう?

Correct me if I am wrong.

もし間違っていたらすみません

著者の原さんは、このフレーズを覚えてからアメリカ人相手の議論で発言しやすくなったとのこと。確かに、これを使えば思い切った内容でも切り出しやすくなりそうです。

同じように使えそうなのがこちら。

No offense.

気を悪くしないでください

これも言いにくいことを切り出すときの表現です。offense は「侮辱、悪意、感情を害するもの」という意味。原さんが初めてこの表現を耳にしたのは、カナダの現地法人の同僚と会話していたとき。かなりストレートにものを言う人でしたが、必ず冒頭にこの言葉を添えていたそうです。

英語ではとにかく率直に話すというイメージがありますが、やはりこうした気遣いは必要なんですね。

もう一つ、意外だったのがこちら。これが使えればネイティブに一目置かれるという表現の一例です。

proactive

積極的な、先を見越した

ニキビ予防に役立つ化粧品のことじゃないんですね・・・。

日本語ではよく、積極的だという意味で「あの人はアグレッシブだ」と言ったりしますが、aggressive にはやや否定的で押し付けがましいニュアンスがあるそう。proactive の方が日本語で言う「積極的」に近いようです。

例の化粧品は、「(ニキビができる)先を見越して、今からこの商品で積極的に対策を打ちましょう」という意味でproactive(商品名はproactiv)とつけたのでしょう。うまいネーミングだな、とビジネス英語とはまた別のところで感心してしまいました。

もっと活用するならアプリがおすすめ!

本書に掲載されている英文や単語には、お手本の音声が用意されています。おすすめは、boocoという英語学習用アプリを使って聞くこと。音声は全て無料で聞くことができます

聞きたい音声をパッと選ぶことができ、とっても便利!

booco操作画面

有料版なら、誌面も丸ごとbooco上で見ることができます(無料でも一部の試し読みは可能)。先述したとおり、本書の場合は1コンテンツが1ページまたは見開き2ページになっているので、スマホでもとても読みやすいのです。

このとおり、スクロール不要で1フレーズを学ぶことができます。先ほど紹介したコンテンツだとこんな感じ。

booco操作画面

booco操作画面

スマホ映えする誌面・・・という言い方があるかどうかわかりませんが、スマホでの学習にピッタリだと思いませんか?スキマ時間の学習に使いやすそう。

さらに!有料版だと「音読クイズ」にも挑戦できます。こんな感じで問題が出てきますので・・・。

booco操作画面

マイクのアイコンを押しながら、元気よく声に出して言ってみましょう。声をやや張り気味にしたほうが、音声を上手く拾ってくれるようです。

うまく音読できたかどうかは、3つの星印で判定してくれます。

booco操作画面

ちょっとしたことですが、やっぱり星3つだとうれしい!2つ以下だと「もう一度やろう!」という気になります。ただひたすら音読するより、やる気がアップしますね。ゲーム感覚で取り組めるのが楽しいところです。

こちらは声を出すので(それも大きめ)、電車の中でというわけにはいきませんが、自宅でじっくりやってみるといいと思います。

そして、「この表現はどういうシチュエーションで使うんだっけ?」と思ったら、「解答一覧」からすぐに解説を参照できます。このあたりの便利さは、アプリならでは。

booco操作画面

boocoを使えば、誌面も音声も一度にチェックでき、音読の評価もフィードバックしてくれるので、学習が一層はかどります。世界を股に掛けるビジネスマンになる日も近いかも!?

まとめ

ここ最近は海外出張の機会がほぼなくなり、電話やオンラインでの会議が増えたという方も多いと思います。日本語でもそうですが、オンラインだと相手のちょっとした表情の変化がわかりづらいもの。お互いの意思は、明確に言葉で伝えなくてはなりません。

そんなとき、ビジネスの場で使える表現を教えてくれる本書は、きっと役に立つはず。さらに、boocoなら目からも耳からも学習できます。

このピンチをチャンスととらえ、一皮むけた自分になるために、ぜひ使ってみてください。

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ENGLISH JOURNAL ONLINE 編集部

尾野七青子都内某所で働く初老のOL兼ライター。