「英語を学び、英語で学ぶ」学習情報誌『ENGLISH JOURNAL』(EJ)。最新号の11月号では、11月3日に行われる大統領選挙でさらに注目を集めているアメリカの「今」について、4つのキーワードから解説します。今年は英語で選挙に関連するニュースを聞けるようになりましょう!
4つの重要キーワードからアメリカの「今」に迫る
世界から常に注目を集める国、アメリカ。近年ではBlack Lives Matter運動や11月に行われる大統領選挙で話題になっています。
知っているようで意外と知らないアメリカの「今」、そして「これから」についてBlack Lives Matter、Time’s Up、米中関係、大統領選挙の4つのキーワードからひもとき、アメリカや世界が抱える問題について共に考えてみましょう。
アメリカ大統領選挙に関するキーワード50も音声付きでご紹介します。
ここでは、本特集をご執筆いただいた上智大学教授の前嶋和弘さんが予想するアメリカの「今後」について、その一部をご紹介します。
Black Lives MatterとTime’s Upという二つの運動と米中関係は、2020年大統領選でも大きな争点となっており、本号で取り上げた4つのキーワードはいずれも今後のアメリカを占う重大事項である。もしバイデン氏が大統領になったら、もしトランプ氏が続投したら、どう変わっていくのだろうか。考えてみたい。
まず外交では、どちらの政権になっても中国に対する厳しい姿勢はなかなか変わっていかないだろう。というのも、中国に対する厳しい見方はアメリカ国民の間でも共有されているからだ。ピュー・リサーチセンターの調査では、2012年を境に中国に対しての見方が逆転している。2020年の調査では66%が「非好意的」とみており、「好意的」とみる26%と40ポイントも離れてしまっている。66%が「非好意的」とする結果は、同センターが2005年に調査を始めて以来、最悪の数字となっている。特に重要なのが、アメリカ国民にとって中国による通信覇権の可能性はアメリカの安全保障上、極めて重篤な問題であるという認識が定着したことだ。中国の企業の場合、やはり最終的には国家資本主義という強い呪縛があり、テクノロジーや盗んだ情報などを吸い上げて、国や軍に渡す可能性があると考えられる。
続きは本誌でお楽しみください!
アメリカ社会が抱える問題に正面から取り組み続ける映画人
Netflixオリジナルの新作映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』で、ベトナム戦争を体験した黒人兵士たちを描いた、スパイク・リー監督のインタビューをお届けします。
現代のBlack Lives Matter運動につながる差別問題や、予定していた映画祭参加や劇場公開が新型コロナウイルスの影響で変更されたことなどへの思いが語られます。
ネルソン・バビンコイ×Fukase 特別対談
SEKAI NO OWARI、米津玄師、ゲスの極み乙女。などさまざまなアーティストの英語詩・英訳詩に携わるネルソン・バビンコイさんと、プライベートでも仲が良いというSEKAI NO OWARIのボーカル、Fukaseさんによる特別対談です。
英語でのレコーディング・音楽制作の楽しさや苦労、ポストコロナ時代の音楽活動の予定など、ここでしか聞けない内容をお届けします。
時事問題からエンタメ、恋バナまで!?
Interview 2には、次世代最強ポップスター、デュア・リパが登場。多くの若者の共感を得る力強い歌詞、長身を生かした派手なファッションと個性的なダンスでデビュー以来ヒット曲を飛ばしている彼女の生い立ちや、コソボ出身の両親の話など、今最も注目を集めるアーティストのルーツに迫ります。
ネイティブ2人が一つのテーマに沿って自由に会話をするQuick Chatのコーナーでは、「2020年の恋」についてアメリカ出身の女性2人が語ります。完璧なパートナーの条件やデートでしてはいけないこととは?
幅広い話題が魅力のEJ11月号、是非お手に取ってご覧ください。
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構成・文:ENGLISH JOURNAL編集部
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