使い方によって、break(~を中断する)が真逆の意味になる!?【EJ特派員】

使い方によって、break(~を中断する)が真逆の意味になる!?【EJ特派員】

アルクの英語学習誌『ENGLISH JOURNAL(EJ)』の読者が、EJを使った感想や自らの英語力を生かした取材など、編集部とは違った独自の視点で「おもしろ&お役立ち」英語情報をレポートする「EJ特派員」の活動。今月はEJ特派員のKAZUさんがEJ9月号の「オトナの英語ドリル」に挑戦した模様と、本誌で見つけた面白い英語表現をご紹介します。

こんにちは、「EJ特派員」のKAZUです。

『ENGLISH JOURNAL』9月号の特集は、昨年の9月号に引き続き「オトナの英語ドリル」です。ドリルは4つのパートに分かれていて、語彙問題10問、文法問題10問、リーディング問題とリスニング問題はそれぞれ1題で5問ずつ出題されています。サクッとできそうなので、腕試しによさそうです。ということで、今回はドリルに取り組んでみました!

「オトナの英語ドリル」やってみた!

今回の「オトナの英語ドリル」というタイトルには、実は頭に「超難問」というワードが付いているんです。この言葉で引いてしまってはダメですよ!これはTOEICなどの検定試験とは違い、結果で何かを判定されるわけではないので・・・失うものは何もありません!

と言いつつも、「EJ特派員」としてEJから出された問題が全然できなかったら特派員失格なので、多少のプレッシャーを感じつつ一生懸命解いてみました。さて、その結果は・・・

語彙 9点

文法 10点

リーディング 10点

リスニング 10点

間違えたのは語彙問題の7番のみ。リーディング問題とリスニング問題は全問正解だったのでほっと一息!というのも、リーディングの文章は昨年の「Tea Time Talk」から、リスニング問題も昨年の「Quick Chat」から出題され、よく学習していた内容だったので、できなかったらどうしようかと焦っていました。

ドリルをやることの利点は、自分のウィークポイントが確認できることです。ボクの場合、今回間違えた問題は語彙の接続語句に関するものでした。文法問題の中にも、接続詞の文中穴埋め問題があったのですが、その中に知識があやふやなものがあり、正解はしましたが使い方を後で確認して、深く理解することができました。

ドリルの最後に、抽選でギフト券が当たるチャレンジ問題もあります。問題数は語彙問題4問、文法問題4問、リーディング1題で4問、リスニング1題で3問です。解答を送信した後に、解答・解説のPDFがダウンロードできるので、自分がわからなかったところを調べて、英語力アップにつなげていきましょう!

今月の気になる英語表現3選

EJ9月号の表紙に登場している、ジェニファー・アニストンさんとリース・ウィザースプーンさんが主演のApple TV+「ザ・モーニングショー」に関するインタビューから、面白い英語表現を見つけたのでご紹介します。

be on the edge of one’s seat

ジェニファー・アニストンさんが、ドラマの中で描かれているテーマについてこのように話しています。

And, I mean, even I was a part of the show, and as I watched the episodes, I mean, I was on the edge of my seat,...
ですから、まあ、出演者であった私ですら、各エピソードを見ていると、もう夢中になってしまって、(後略)

be on the edge of one’s seatは「席から身を乗り出して、夢中になって」という意味のフレーズです。席(one’s seat)の端(the ege)にいる(be on)状態なので、スポーツ観戦でエキサイティングなシーンを目の当たりにしているときを思い浮かべると文字通りの表現だし、簡単な語句で構成されているフレーズなので、どんどん使っていきたいと思います。

word of mouth

次に紹介するのは、ドラマの評判について聞かれたジェニファー・アニストンさんが使った表現です。

We just, word of mouth is been quite lovely, to be honest.
ただ、口コミは上々です、率直に言って。

word of mouthは「口コミ」という意味です。口(mouth)からの言葉(word)ですから、こちらの表現も日本語と英語の言葉のイメージがぴったりマッチしていて覚えやすいですね。 「Cambridge Dictionary」には、前置詞を伴った使用例が載っています。

We get most of our clients by word of mouth.

引用元:Cambridge Dictionary 

「口コミで」というときに、byもしくはthroughと合わせて使います。また、形容詞として「口コミの」というように使われることもあるそうです。

break

最後に、中学で習うので皆さん知っている単語だと思いますが、「こんなふうに使われるのは初めて聞いた!」とインパクト大だったものをご紹介しようと思います。インタビュアーが、ジェニファー・アニストンさんにこんなことを言いました。

Jennifer, you essentially broke Instagram when you joined it.

これを聞いて、「あぁ、ジェニファー・アニストンさんは番組出演する際にインスタグラムをやめたんだな」と思いました。しかし、日本語訳を見てみると、 「ジェニファーさん、番組出演をきっかけにインスタグラムを始められたと言っていいですよね。」と、break(~を中断する)という単語を使っているのに「始めた」という意味になっているのです。

breakはボクにとっては何かの記録を破るというときに使う以外はネガティブなイメージしかなかったのですが、語注欄の説明によると「〜を公表する、~(注目度の高いこと)を始める」という意味があるそうです。辞書で調べてみると、Weblio英和辞典・和英辞典には、「(新分野を)切り開く」という意味が載っていました。(参考:Weblio英和辞典・和英辞典 https://ejje.weblio.jp/content/break

上のサイトによると、breakにはコアイメージとして「連続しているものを断つ」というものがあるそうで、そこから派生しているのかもと思いました。補足すると、breakを使った表現として、breaking newsというものがあります。日本語で言うところの「ニュース速報」ですね。ニュース速報は、テレビやラジオで通常の放送が流れているときに、当然として表れます。その何もない平常時に突然割って入ってくる状態、それも力を伴った状態。これがコアイメージと結びついている感じがしました。

ジェニファー・アニストンさんは、番組出演をきっかけに「伝えたいことを伝えよう」というある種の力を持って、それまで彼女が存在していなかった「インスタグラムの世界」に入っていった、そう考えるとbreakの持つコアイメージとつながるなと思いました。 言葉は奥深いですね。インタビュアーの使ったbreakでいろいろと気付かされました。これからも、単語の持つコアイメージを大切にしながら、学習を続けていきたいと思います。

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KAZU

構成・文:KAZU
約9カ月のイギリス語学留学を経て2007年4月から英語を使う仕事に就き現在に至る。仕事の幅を広げるため試行錯誤しながら英語学習中。やりたいことが多過ぎるのが悩みであるが、イギリス愛を貫き突き進んでいこうと決心した令和のはじまり。

ブログ https://kazu-blogger.com

Twitter(KAZU@🇬🇧英語学習)https://twitter.com/kazu_ctd/

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