「英語を学び、英語で学ぶ」学習情報誌ENGLISH JOURNAL(EJ)。最新号の2020年5月号では、知って得する「多義語の真実」や、日本発の大人気ゲーム『ファイナルファンタジーXIV』のローカライズの秘密などをご紹介します。
単語の意味は一つで覚える 多義語の真実
突然ですが、「bar」と聞いて皆さんはどんな日本語を想像しますか?「棒」「柵」「(飲食店の)カウンター」「バー、酒場」……など、barにはさまざまな意味があり、文脈からどの意味で話されているか見当が付く場合と、そうでない場合があります。このように英語には複数の意味を持つ単語、「多義語」が多く存在し、それはわれわれ英語学習者の悩みの種になっています。
特集では、この「多義語」をアカデミックに考察しつつ、基本的かつ重要な多義語を1つの「コアの意味」で覚える方法をご提案します。 また、読者のみなさんから募った「多義語失敗談」も掲載し、英語学習者なら必ず思い当たる「あるある」を共有します。
カンバーバッチが考える役への重要なアプローチとは
電気産業の黎明(れいめい)期に、その供給システムを巡って「電力戦争」と呼ばれる一大バトルが起こりました。熾烈(しれつ)な対立の一方にいたのが、天才発明家として知られるトーマス・エジソンです。
ベネディクト・カンバーバッチの主演映画『エジソンズ・ゲーム』は、このバトルの様子を克明に描いています。 カンバーバッチの記者会見の様子をInterview 1 でお聞きください。
誰もが共感できる四姉妹のキャラクターを描く
映画、舞台、アニメなどに、これまで何度も脚色されて世界中の人々に愛されてきたルイザ・メイ・オルコットの『若草物語』。不朽の名作がグレタ・ガーウィグ監督により再びスクリーンによみがえります。
本企画では、マーチ家の4 人姉妹、次女ジョーを演じるシアーシャ・ローナン、長女メグを演じるエマ・ワトソン、マーチ家の隣人ローリーを演じるティモシー・シャラメが、ニューヨークプレミアで語った豪華インタビューをお届けします。
2号連続特別企画 ファイナルファンタジーXIV で学ぶ英語
通信技術の発達とともに、ゲーム業界でもオンライン化は進み、世界中のプレイヤーが「ゲーム内の一つの世界」に集えるようになりました。 プレイヤーたちが一つの世界で共に冒険するために、ゲームは「ローカライズ(地域化、言語対応)」されています。
本企画では、日本発の大人気ゲーム『ファイナルファンタジーXIV』のローカライズの秘密をお届けします。実際にゲームに出てくるセリフの日本語版と英語版を比較して、ローカライズの技や工夫を見つけましょう。ここでは、誌面で紹介したオンラインゲームで使える基本表現や超シンプル表現の一部をご紹介します。
Let’s do it!(よろしくお願いします!)
What’s the battle plan?(どんな戦術でいきますか?)
Defeat this one first!(これを先にやっつけて!)
Good game!(お疲れ様でした!)
o/
あいさつに使われます。言葉というより、絵文字です。「o」が頭、「/」が腕を表しており、手を上げている人を示しています。この組み合わせで「Hello!」の意味で使われます。
F
パーティ(仲間)の誰かが戦闘不能になるなど、何か悪いことが起きたときに使われます。これはMMOゲーム(大人数が一度に同じ空間で遊ぶオンラインゲーム)でとても一般的な表現です。もともとは、あるゲーム作品で仲間が死んだときに表示される指示文Press F to pay respects(敬意を表し[キーボードの]F を押してください)というフレーズから来ていて、最終的に「F」のみが使われるようになりました。現在ではジョークとしてもよく目にします。
『ファイナルファンタジーXIV』のトライアルはこちら
映画にゲームに医療まで!今月号も内容盛りだくさん
Interview2では、ハーバード大学医学部教授で、アンチエイジング研究の第一人者であるデビッド・シンクレアさんに、日々どのような生活をすれば健康寿命を伸ばすことにつながるのかをお伺いしました。
Lectureのコーナーでは「英語で学ぶ身近な医学」の第2回として「風邪、インフルエンザ」をテーマにフー・ユィーングさんが講義を行います。
さまざまなジャンルの素材で楽しく英語が学べる2020年5月号、是非お手に取ってご覧ください。
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