連続ドラマの「一気見」って英語でなんて言う?【EJ特派員】

連続ドラマの「一気見」って英語でなんて言う?【EJ特派員】

アルクの英語学習誌『ENGLISH JOURNAL(EJ)』の読者が、EJを使った感想や自らの英語力を生かした取材、「〇〇してみた」など、編集部とは違った独自の視点で「おもしろ&お役立ち」英語情報をレポートする「EJ特派員」の活動。今月もEJ特派員のKAZUさんが、最新号を読んだ感想や心に残った英文をご紹介します。

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2020年2月号

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2020年2月号

  • 出版社: アルク
  • 発売日: 2020/01/06
  • メディア: 雑誌
 

日本人には難しい3つの発音のコツが丸わかり!

こんにちは、「EJ特派員」のKAZUです。遠い未来だと思っていた2020年がとうとうやってきました。今年もEJとともに英語の世界に浸り、楽しみながら学習を続けたいと思います。

さて、EJ2月号の特集では、日本人が特に苦手としている/r/ & /l/、/æ/、/ou/ の3つの音について、苦手な理由や発音のコツをバイリンガル講師のリチャード川口さんがレクチャーしています。 日本人にとって苦手な発音の筆頭に挙げられる/r/ と /l/の違いに関する説明も必読ですが、ボクが特に「なるほど」と思ったのは/æ/の音の解説です。

ボクは今まで、/æ/という音は「あ」と「え」の中間の音だと認識して発音していました。しかし、リチャードさんは口の形を意識したうえで、「『あ』ではなく『え』と発音してください!」と説明しているんです!ボクはどちらかというと「あ」に近い音を出していました。口を少し横に引いただけの「あ」です。これを、本誌で説明された口の形に気を付けたうえで「え」と発音してみると、よりネイティブのお手本に近い音が出せることがわかりました。

/ou/の発音も日本人がよく指摘を受けるところですね。例えばgoの場合、ボクはどうしても「ゴー」と発音してしまいますが、本当は「ゴウ」に近い音です。日本でも多くの人が使っているiPhoneは「アイフォン」ではなく、正しくはCMなどでよく聞く「アイフォウン」ですよね。普段何気なく話していると気付かないけれど、しっかり発音できでいない音がたくさんあるんだということが改めてわかりました。

本誌ではEJ読者が1週間、発音練習にチャレンジしたパートもあります。Before/Afterの音声が収録されていますし、リチャードさんから参加者へのアドバイスもあるので、ボクも発音改善の参考にしたいと思います。

そのまま使いたい便利表現はQuick Chatで見つける

EJ2月号は1月6日発売なので、2020年に発売されるEJとしては初の号です。今年こそは流暢に英会話ができるようになりたい!と思って手に取る方も多いのではないかと思います。そんな方にオススメなのが、Quick Chatのコーナーです。身近なトピックに沿って、二人のネイティブスピーカーがフリートークをします。ボクにとっては他のコーナーよりも聞き取りやすいですし、英会話のお手本になるのでとても気に入っています。

本号では、テレビやオンデマンドサービス、映画の文化的な立ち位置の移り変わりなどが話されています。その中から参考になった言い回しや表現を紹介したいと思います。

まずは、コーナーホストのマイケル・リースさんが、ゲストのJ.P.マドレーさんに、「近年、テレビが進んできた(オンデマンドサービスといった)方向は好き?」と聞いた際に、マドレーさんが答えたこの表現です。

I do. I prefer it, because this way you can never miss an episode of your favourite show, it’s not difficult to find it, you don’t have to worry about recording it. It’s much more convenient.

好きだよ。これならお気に入りの番組の放送を見逃すことがないし、番組を見つけるのも難しくないし、録画のことを心配する必要もないよね。前よりずっと便利なんだ。

まさに自分がここ数ヶ月の間にNetflixやAmazon Primeで視聴して実感していることなので、そのまま覚えて使いたいです。単語や文法はほとんど中学校の英語の授業で習うレベルなので、スラスラと言えるようになりたいと思います。

次に、相手から何かを質問されたときに直接は答えないよい方法を発見したので、ご紹介します。昔に比べて、映画よりもテレビの方が質が高いという人が増えたり、有名な映画監督やハリウッドスターが携わるドラマがオンデマンドサービスで独占配信されたりしている現状について、リースさんがマドレーさんに「映画館離れだよね。それはいいことだと思う?」と質問しました。

That’s a tough question. It’s good in the sense of, it’ll be easier to see these things. But it’s bad because the theatre experience is something unique and special, too.

難しい質問だな。こういった作品がより簡単に見られるという意味ではいいことだよね。でもよくないとも言える、映画館の経験は独特で特別なものでもあるから。

質問に対してYesやNoで答えるのではなく、答えるのが難しいと言ってから、よい面と悪い面を簡潔に話しています。英語では、Yes/Noをはっきりさせて答えることが多いような気もしますが、どちらとも言える、あるいは言えない場合の答え方のお手本になりました。

ドラマの「一気見」ってなんて言うの?

私たちがオンデマンドサービスでシリーズものの番組を見るようになってから生まれた言葉に「一気見」(ドラマの複数のシリーズを数日で一気に見ること)がありますが、英語でなんというか皆さんは知っていますか?二人の会話の中ではbinge-watchingと表現されています。

bingeは動詞で、主にbinge on ~という形で「(自制できずに)~を食べ過ぎる、~を飲み過ぎる」という意味で使われます。文化の変化とともに生まれたこのbinge-watchingという単語は、オックスフォード英英辞典にも掲載されているので、最近では幅広く使われて馴染みのある表現のようですね。

この年末年始にかけて、ボクはイギリスの連続ドラマ「ダウントン・アビー」をシリーズ1から見ました。1月10日から公開された映画『ダウントン・アビー』に合わせて見ておきたいと思ったのですが、6シーズンあるうち、やっと5シーズン目に突入したところです。映画がとても好評なので、ドラマをすべて見終わるのを待たずに劇場に見に行こうと決めたのですが、「これからbinge-watchingすれば間に合うかも?」なんて、ふと思いました。皆さんはドラマを一気見した経験はありますか?経験ある方は是非、会話の中でbinge-watchingを使ってみてください!

必要なのは幅広い話題に対応し、発信できる力

World Newsのコーナーでは毎号、世界のニュース3本が音源とスクリプト付きで紹介されています。今の時代は、BBCやCNNなど手軽に見ることができるのですが、字幕や和訳がないものもあり、なんとなく聞き流して終わってしまうこともあります。その点、EJに掲載されているニュースにはスクリプトと語注があるため、しっかりと理解できます。さらには自分の意見を考える質問が用意されているので、「ニュース英語の聞き取り力アップ&発信力を高める練習がしたい」という人には最適なコーナーだと思います。

日常会話の中では、Quick Chatのように身近な話題もあれば、世界の出来事について話すこともあるでしょう。ボク自身も、これからは「幅広い話題に対応する力」と「自分の意見を言える力」が必要だと感じることが増えてきました。 EJ2月号でいえば、カナダのジャスティン・トルドー首相が過去に行った顔を茶色く塗る人種差別的行為について謝罪したニュースが紹介されていますが、考える力をつけるために下記のような質問が解答例付きで載っています。

Do you believe that the Canadian prime minister should resign because of this?

この件によって、カナダ首相は辞任すべきと思いますか?

皆さんなら、なんと答えますか?実際に話す相手がいない場合は、自分の意見を書いたり独りでつぶやいたりするだけでも、学習効果があると思います。

実をいうと今までボクは、World Newsのコーナーはあまり手をつけてきませんでした。それこそ、流し聞きするだけでした。 しかし、新年を迎えて「これからどんな英語力をつけるために学習を続けていくか」と考えたときに、もう少し流れるように会話できる力と、時事問題に対して自分の意見を述べられる力を養っていきたいと考えるようになりました。そこで、2020年は今回取り上げたQuick ChatとWorld Newsの両コーナーを活用していきたいと思っています。

一年の計は元旦にあり

2020年の最初の号として手にしたEJ2月号。自分がこの1年間、どのように英語学習に取り組んでいくかを考えながらEJを使ってみたら、今回のような気付きが得られました。心機一転の1年のスタートにはとてもよい号になっていると思います。 2020年もEJとともに楽しみながら学習しつつ、今回考えた「今年身に付けたい力」を意識して英語に触れていきたいと思います。

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2020年2月号

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2020年2月号

  • 出版社: アルク
  • 発売日: 2020/01/06
  • メディア: 雑誌
 

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KAZU

構成・文:KAZU
約9ヶ月のイギリス語学留学を経て2007年4月から英語を使う仕事に就き現在に至る。仕事の幅を広げるため試行錯誤しながら英語学習中。やりたいことが多すぎるのが悩みであるが、イギリス愛を貫き突き進んでいこうと決心した令和のはじまり。

ブログ https://kazu-blogger.com

Twitter(KAZU@🇬🇧英語学習)https://twitter.com/kazu_ctd/