週末のひとときに、のんびり英語クイズに挑戦する「週末英単語」。略して「マッタン」。今回は、ラグビーワールドカップの日本大会が開催されていた期間によく耳にした、「にわかファン」を取り上げます。
ルール?よく分からないけど熱く盛り上がった!
ラグビーなんて、人生これまで一度も見たことなんてなかったけれど、周りが盛り上がっているので輪に入ってみたら熱中した!そんな「にわかファン」をたくさん生み出したのが、2019年の秋に開催されたラグビーワールドカップでした。
早速「にわかファン」を英語で言うと?
bandwagon fan / bandwagoner
fair-weather fan
にわかファン
bandwagonはもともと、パレードで音楽隊を乗せて走る車のことですが、口語で「流行」という意味でも使われるようになっています。そこから、「今、流行しているから取りあえず時流に乗ってしまえ!」というファンのことを、bandwagon fanとかbandwagonerと言うようになったそうです。
一方のfair-weatherは「好天の」の意味。天気が良いとき、つまり、都合が良いときだけファンになるような人のことを指すときに使います。
では、関連する英文を見ていきましょう。
A lot of people have jumped on the rugby bandwagon, haven’t they?
ラグビーのにわかファンが増えたよね?
There were so many fair-weather fans during the Rugby World Cup ...
ラグビーワールドカップのときは、にわかファンがたくさんいたなあ。
昔からのラグビーファンの中には、この現象を面白く思っていない方もいたかもしれません。
No! I’m not a fair-weather fan!
違う!僕はにわかファンじゃない!
I’m a long-time rugby fan.
僕は昔からラグビーファンです。
でも、面白いものは面白い。にわか組も反論します。
What's wrong with being a bandwagoner?
にわかファンで何が悪い?
しまいには開き直っちゃいます。
It’s good enough just to have fun!
Having fun is the most important thing!
Having fun comes above all else!
楽しければいい!
控えめに「にわか」であることを告白する人も・・・
I’m a bandwagon fan, so I don’t really know how the game is played.
にわかファンだから、実はラグビーのルールをよく知らないんだ。
でも、どんな形であれファンが増えるのはラグビー界にとっていいことです。
Fans are fans!
ファンはファンだ!
There’s no difference between real fans and bandwagoners!
ファンににわかも何もないですよ!
You might be a fair-weather fan, but I’m just happy to see more people become rugby fans!
「にわか」でもラグビーファンが増えるのは純粋にうれしい。
そうです、そうです。今、にわかファンでも、これからずっとファンでいる可能性もありますよね。だって多くの人がこう感じたはずですから。
I didn’t know a rugby game could be as exciting as this!
ラグビーの試合がこんなに面白いとは思わなかった!
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文:GOTCHA!編集部
英文校正:Margaret Stalker(アルク)
GOTCHA(ガチャ、gάtʃə)は、I GOT YOU から生まれた英語の日常表現。「わかっ た!」「やったぜ!」という意味です。英語や仕事、勉強など、さまざまなテー マで、あなたの毎日に「わかった!」をお届けします。