間違いを気にせず、英語でどんどん話そう!それは大変いいことですが、ネイティブ・スピーカーから見て「これだけはやめたほうがいい!」という表現も存在します。書籍『英語表現まちがいさがし 日本人のちょっとズレた英語50』から紹介します。
カッコよく褒めたつもりが大失敗!
部下や同僚が素晴らしい成果を出したので、「君は歴史に名を残すよ!」と盛大に褒めてあげたい。こんなとき、英語でどう言えばいいのでしょう?
「あなたは伝説になる。歴史そのものになる」と考えて、You'll be history! としたらどうでしょうか?相手はムッとしてしまうかもしれません。「君はもう終わるだろうね!」という、意図したこととは真逆の意味になってしまうのです。
正しくは、次のように表現します。
You'll go down in history!
君は歴史に名を残すよ!
name を使って、Your name will go down in history! ということもできますが、name は使わないケースが多いそう。
このフレーズの down は、書き記すという意味の write down から来ています。
I’ll put you down for the evening shift.
夜のシフトに書き記しておくね。
この例文では、put ~ down で「書く」という意味を表しています。
日本語からの直訳に注意しよう
「歴史に名を残す」という日本語から、「残す=leave / left 」を使って、You'll be left in history. とするのもNG。
これだと、「あなたは歴史に取り残されるでしょう」という意味になってしまいます。これは最悪ですね。褒めようとしたのに、大変失礼な言い方になってしまいます。絶対に使わないようにしましょう!
まとめ
「君は歴史に名を残すよ!」と言いたいときは、「君は歴史に名を書き記すことになるだろう」と考え、次のように表現します。
You'll go down in history!
君は歴史に名を残すよ!
パッと口から出てくれば、きっと相手も喜んでくれるはず。ぜひ覚えて使ってみてください!
構成・文:GOTCHA!編集部
GOTCHA(ガチャ、gάtʃə)は、I GOT YOUから生まれた英語の日常表現。「わかっ た!」「やったぜ!」という意味です。英語や仕事、勉強など、さまざまなテー マで、あなたの毎日に「わかった!」をお届けします。