TOEIC対策の指導経験が豊富かつ、990点満点ホルダーの講師陣が、TOEIC全パートの攻略テクニックを伝授します。初級者から上級者まで、レベル別に徹底アドバイス!
目次
Part 1:ディレクションの時間を有効活用する
写真を見て、それに最も合う描写文を選ぶPart 1は、問題の解き方など冒頭の指示音声が流れている間を有効活用することが大事です。
問題数は6問と少ないからこそ、1問も落としたくありませんよね。受験に向けて、次のようなことを頭に入れておくとよいでしょう。
詳しい内容は、TOEIC(R)990点スコアアップナビゲーター、長田いづみさんの記事をご覧ください。
Part 2:冒頭の疑問詞を絶対に聞き取る
Part 2では、単文の発言とそれに対する3つの応答文を聞き、最も適切な応答を1つ選びます。
テスト冊子には問題文も選択肢も印刷されていないため、音声を聞くだけで答えを選ばないといけません。答えを迷っているうちに次の問題が始まってしまった!ということを、多くの受験者が経験しているのでは?
このパートへの満点講師のアドバイスは…
- 5W1Hの冒頭の疑問詞を聞き取る
- 音の引っかけに注意
- 「脳内リピート」のススメ
1問でも多く正解できるように、解答のコツをしっかり習得してテストに臨みましょう。
Part 3:設問先読みで「聞き取るべき情報」をチェック
選択肢に目を通し、問題によってはさらに図表にも目を通し…。とにかく集中力が必要な会話問題ですが、取り組み方のポイントを押さえておけば、より効率的に正解にたどり着けるでしょう。
- 設問を先読みして「聞き取るべき情報」をチェック
- 先読みせずに練習する
- Part 3はサザエさんだ!
「Part 3はサザエさんだ!」というアドバイスが気になりますね!企業や大学・高校の英語学習指導者として活躍中の、早川幸治さんにお教えいただきましょう。
Part 4:「英語耳」を作ってから問題を解く
ひとまとまりの英語を聞いて、それに付随する3つの問題に答える――。これはPart 3と同じスタイルです。しかし、Part 3が「会話問題」であるのに対し、Part 4は「トーク問題」。1人のナレーターがトークを読み上げるため、会話のようなメリハリがなく、難易度はPart 3より一段(数段?)高い印象です。
また、リスニングセクションが終盤に差し掛かり、受験者の集中力・忍耐力が切れやすいパートでもあります。
では、どんな対策を取っておくとよいのでしょうか。
ちなみにTwo-Fingerはお酒の話ではありません。念のため。
Part 5:問題タイプを見極めることがカギ
単文の空所にふさわしい語句を選ぶPart 5には、時間をかけ過ぎないことが大切です。Part 6や7に取り組む時間を十分に残すためにも、時制、品詞、語彙などの問題タイプを瞬時に見極め、それに応じた解法で速やかに正解にたどり着くワザが求められます。
記事で取り上げられているPart 5のポイントをいくつかご紹介すると…
大阪在住のビジネス英語トレーナー、テッド寺倉さんが軽妙な大阪弁を交えて解説してくれます。
Part 6:「文脈型」で得点を稼ぐ
1つの長文に4カ所の空欄があり、そこに入れて意味の通る語句、または文を選ぶパートです。
Part 5のように空欄を含む文だけで解ける問題がある一方で、前後の文脈を把握しないと解けない問題があるのが特徴です。
また、ここに時間をかけすぎるとPart 7の途中で時間切れになり、実力を十分に発揮できない結果に終わってしまうこともあり得ます。Part 6攻略のテクニックは…
- 問題タイプをすかさず見抜く
- 「文脈型」で得点を稼ぐ
- 16問を10分で解く
4セットの長文を読んですべての問題に10分で答えるには、どんな練習を積むのがよいのでしょう。記事でぜひご確認ください。
Part 7:解けない問題に時間をかけない
Part 7は長文読解問題です。1文書の問題が10セット、複数の文書を参照して解く問題が5セット、問題数は合計で54問と分量が多く、TOEICの英語ならスラスラ読める!という人でも時間ギリギリまでかかるほどです。
ここで高得点を取れるようになるためには、どんなトレーニングを積む必要があるのでしょう。現役ビジネスマンにしてTOEIC満点、著書を多数持つ大里秀介さんいわく…
アドバイス盛りだくさんのため、「前編」「後編」2本立てでお届けしています。
まとめ
ローマは一日にして成らず。TOEIC対策に限らず英語学習は、一朝一夕に効果が出るものではありません。「学習計画を立て、学習を継続する」をキーフレーズに、日々がんばっていきましょう!