ユダヤ人が天才と思われる理由は、ノーベル賞、高学歴ともう1つ

『ENGLISH JOURNAL』の最新号を見ながら勝手に英語と日本語でトークするポッドキャスト番組 「勝手にENGLISH JOURNAL!」 。今回はユダヤ人の典型的なイメージ「天才が多い」について、なぜそう思われているのかイメージの源泉を調べてみました。 かかってこいや!

1.ノーベル賞もらいまくり

Wikipediaで「ノーベル賞」を調べると、こう書かれています。

ノーベル賞はこれまで800人を超える個人に贈られているがその少なくとも20%がユダヤ人であり、ユダヤ人は6種類の賞すべてを受け取っている。(中略)

ユダヤ人は世界の人口の0.2%以下を構成するに過ぎないに関わらずである。

引用元: Wikipedia

Jewish Virtual Library によると、2016年時点での ユダヤ人口は約1440万人で東京都の約1364万人とほぼ同じ です。この規模にも関わらず、 2016年にもユダヤをルーツに持つ3名に賞が贈られました 。アインシュタイン然り、この圧倒的なノーベル賞受賞者の多さは天才のイメージに一役買っているといえそうです。

2.高学歴が多いから?

米国のユダヤ人の約56%が大学卒、約25%が大学院卒
引用元:「与える」より「引き出す」! ユダヤ式「天才」教育のレシピ」

国勢調査の結果※によると、 日本の大学・大学院卒の 割合 は19.9% (2010年)。天才 かどうか は別として、日本と比較しても教育意識が高いといえそうです。

※出典: 総務省 平成22年国勢調査産業等基本集計

「与える」より「引き出す」! ユダヤ式「天才」教育のレシピ (講談社+α文庫)
 

3. 「ロスチャイルド家」という響き

突然ですが、1本10万円超えもザラな高級ワイン

「シャトー・ラフィット・ロートシルト」
「シャトー・ムートン・ロートシルト」
を飲んだことはありますか? (私はありません!)

すごい高級プラン・・・あっ、販売期間は終了しているようです

実はロートシルト(Rothschild)とは「ロスチャイルド」のドイツ語読みで
これらの1級シャトーは、ユダヤ系のロスチャイルド家が所有 しています。
この伝説的ユダヤ財閥は、日露戦争からツタンカーメン発掘まで世界の歴史において暗躍を続けてきました。

商才あふれるロスチャイルドのイメージは、日本人に耳慣れないファミリーネームとともに、ユダヤ人への先入観につながってきたといえるでしょう。

こんな書籍の 影響 もあるかもですね。

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)
「ユダヤ人って天才と思われがち?」をPodcastで聞いてみよう! 英語で!

今回ご紹介した「ユダヤ人って天才と思われがち?」は、アルクの月刊誌『ENGLISH JOURNAL』について「勝手に」トークをするPodcast番組「勝手にENGLISH JOURNAL!」で聞くことができます。

「勝手にENGLISH JOURNAL!」では、パーソナリティーのジュンが日本語で、相方のネイティブスピーカーが英語で、トークを繰り広げているので、英語リスニングにもぴったりです。

聞いていると、思わずニヤリとしてしまう「勝手にENGLISH JOURNAL!」は Podcast または、 Youtube でお聞きください!

2017年7月号(1) 或るユダヤ人にとっての映画「沈黙」
「勝手にENGLISH JOURNAL」で紹介している書籍はこちら

ENGLISH JOURNAL 2017年7月号

アンドリュー・ガーフィールド(俳優)のインタビューや、ジョセフ・E・スティグリッツ、トマ・ピケティの2大経済学者のインタビュー、世界のニュースなど、バラエティー豊かな英語が収録されています。特集は「1000人に聞いてわかった『仕事の英語』最前線」。

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文:「勝手にENGLISH JOURNAL!」編集チーム
「勝手にENGLISH JOURNAL!」は、アルク、 b わたしの英会話音読アプリ「リピートーク」 が共同でお送りする日英バイリンガルトーク番組。ENGLISH JOURNALの最新刊について勝手に話します。 Podcast 好評配信中!

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